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インドの英語事情

「インド人はほとんどの人が英語を話す」

このように認識している人が多いと思います。私もそのように思っていました。

歴史的に英国の植民地下にあったことから英語教育を受け、英語話者が多いという理解だと思います。

そして、実際にインドは世界で二番目に英語話者が多い国とのことです(一番はアメリカ)。

ただ、インドの人口が約15億であることを考えると、約3.4億のアメリカよりも英語話者が少ないという時点で、実はインドで英語を話す人の割合は全体からすると一部だということが分かります。

実際、統計的には、インドの人口の約10%が英語話者とのことです。なので約1.5億人にとどまるということです。

このことから「ほとんどのインド人は英語を話す」というのは実は幻想だということが分かります。

そして、このインド人の英語話者の比率についてはカースト制度と深く結びつきがあるようです。

すなわち、カーストの上位の人々は教育の機会に恵まれ、英語教育を早期から受けるため英語を扱えるが、そうでない方もたくさんいるということのようです。

また、我々が日々接するインド人は比較的にカーストの上位の方が多いので当然、英語話者が多くなります。

その結果、我々は「インド人は英語を話す」と感じているところもあるようです。

このように、インド人は英語を話すというイメージについても、背景にある事情を見つめてみると複雑な社会背景があることに気づかされます。

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