法律相談の途中で涙を流される方は少なくありません。
それまでの辛さ、悲しさ、くやしさがあふれそうな状態でご相談にお越しなのでしょう。事情を少しずつお聞きする中で琴線に触れると途端に涙が止まらなくなったりするようです。
そんな時、私は何も言わず、じっとお待ちします。なぜなら流れ出した涙なんて簡単に止めることなどできないから。
場合によってはティッシュを差し出したり、新しいお飲み物をお出ししたり。また、時には席を外して思う存分泣いてもらうこともあります。
相談者の方はひょっとすると、涙を見せて恥ずかしいとか、ご迷惑だとか感じるかもしれません。
でも、こちらはそんなこと、まったく気にししていません。むしろ、それだけ辛い気持ちなのだから涙の一つや二つは当然だろうと思っています。
なので、相談中に涙が出ても気にする必要ありません。きっと、最善の解決をご案内できると思います。