やめる決断、やらない判断

物事を決める立場に就くことが多く、日々、何かにつけて「決断」を下すことが多いです。

今も当然、事務所の代表として、そして弁護士として、その他私生活において、物事の決断を日々繰り返しています。

物事の決断に関していつも一番難しく、大切なことは「やめる決断」「やらない判断」です。言い換えると、それまでのやり方をただ続けること、受けた提案を鵜呑みにして実行することは安易で簡単だということです。

そうではなく、新しい取り組みを本当に始めるか否か、始めた取り組みをやめるか否か。

この決断が常に一番大変な作業です。

何か新しく取り組みをするに際しては、労力やコストがかかります。従前と異なる仕組みの際には従前のやり方に慣れ親しんだ人々からの反発があるかもしれません。

そのため、自分としてとても良い取り組みだと感じても、周囲の理解や説得が重要になります。

同じく、これまでの取り組みを止めるに際してもやはり同様の問題が生じます。

そのため、この「やめる決断」「やらない判断」は代表者としての一番大切で難しい仕事ともいえます。

当然、この決断や判断がうまくいけば事務所に大きな利益、メリットがあり、従業員や顧客にもプラスに働きます。

他方でこの決断や判断が誤れば事務所にも損失が生じ、従業員や顧客にもマイナスに働きます。

こうしたことを考えながら、日々、やめる決断、やらない判断をしています。

きっと世の中の経営者の方々は同じようなことを考えながら日々、「決断」「判断」を下していることだと思います。

世の中何より「やめること」がいかに難しいかを考えています。

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