隣のかしわ天

昼食をとろうとセルフうどん店に。

列に並んでいる間に、店舗のクーポンアプリを起動。

すると、その日はかしわ天が無料とのこと!

 

急いでうどんを注文し、天ぷらコーナーに突入すると、お目当てのかしわ天を探しに探す。

しかし!どこにもまったく見当たらない。

 

内心、「そうか!今日はアプリでかしわ天が無料だからすでにみんなに取られてしまったのか!?」とションボリする。

 

すると、隣のお客様が、最後のかしわ天をお皿に乗せて列を進みつつある。しかも、連れている子に、「〇〇ちゃん、かしわ天とったけど食べるよな?」と声をかけている。

観察しているとどうにもお子さんのかしわ天に対する反応が良くない。

「かしわ天~?うーん。。。」

 

「お!そうか!かしわ天は好きじゃないか!?だったら今すぐかしわ天を戻して頂戴!私がすぐに取ってあげる!」

これも内心。そう思いながら観察を続けたのですが、お子さんは最終的には

「うん、、、食べる!」

とのこと。

 

止む無くその日はかしわ天を諦めることにしました。

 

ただ、せっかくなので、お隣のお客様に「アプリからだとかしわ天無料ですよ!」と教えてあげました。アプリの存在を知らなかったようで、とても驚いていたようです。急いでアプリをダウンロードしようとしていましたが、さすがにうどんセルフ店。見事に会計に辿り着き、「あとでダウンロードしておきます!」と感謝されつつ、私もお会計。

 

その日は結局、30円引きの天ぷら(イカ天にしました)とうどんを食べて、今度またかしわ天が無料になる日を夢見つつ退店しました。

食事中、当該お客様が一生懸命アプリをダウンロードしている様子が窺えて、ちょっと良いことしたかも?との気持ちになりました。

 

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