4月20日に公表された三菱自動車による燃費不正問題について、以後、ずっと報道に注目しています。
というのも、このような不正は極めて長年に及ぶ意図的なものであり、企業としての悪質性が非常に高いからです。
「不正は許さない」を常に頭に置きつつ仕事をしている立場としては、三菱自動車という日本の大企業による不正を放っておけない気持ちがとても強いです。
この度の不正ですが、下請け企業、従業員、消費者、株主をみな騙したものであり、なおかつこれらの方々に多大なる損害を与えています。
下請け企業の中には破産に追い込まれる会社も多数出てくると思います(三菱自動車関連下請け企業は1300社に及ぶとの報道もありました。その従業員の数もとても多いのです。)。
三菱自動車水島工場の従業員のうち1300人ほどは自宅待機となっています。
現時点で明らかになっている問題の車種は60万台は出荷されており、それはすなわちそれだけの消費者を欺いたことを意味します。
株価も半値以下に暴落です。
これだけの大問題に関し、私は弁護士として黙っていられません。
今後の三菱自動車による対応もまだ定かではありませんが、弁護士としてできること、やらなくてはいけないことを自分の力の限り尽くすことを決めました。
何としてもこの不正に対する適切な措置が必要です。