インド滞在中にはほとんどバスでの移動でした。
インドではまだまだインフラ整備が間に合っておらず、当然、道路も日本とは比較にならないくらい不十分な状況です。
具体的には
①道路がデコボコしている。
②ところどころわざとバンプを入れて速度を制限するようにしている。
③信号も少ない。
④日本のように高速道路は発達していない。
また、交通マナーも良くないので以下のような状況になります。
①常時、クラクションが鳴り続けている。
②信号は完全には守られていない。
③歩行者は決死の覚悟で車やバイクをすり抜けながら横断せざるを得ない。
さらには、車検や保険の制度も十分に浸透していないし、事故があっても警察対応にもせず、その場で当事者で適当に処理して終わるということも多いようです。
実際、旅程中に一度、バスがバイクを巻き込んでしまいましたが、バイクをどかしてその後すぐにバスは走行を再開しました。バイクの運転手にケガはなさそうでしたが、それにしても驚きです。
このようなインドの交通事情を見るにつけ、「きっと戦後の日本の道路事情もこうだったのだろう。」と想像しながら車窓を楽しんでいました。
仮にそうだとすると、これから当面、インドという国は大いに発展を続け超大国になるかもしれません。