インドに1週間、視察旅行に行ってきました。インドに行くのは初めてです。
人口増加が激しいこと、経済発展が著しいことなどは知っていましたがたかがその程度のことしか知りません。
訪問してみて感じたこと、知ったこととしては、カースト制度を前提とした貧富の格差や差別の実態です。
カースト制度を前提にする社会のため、所属するカーストによって教育環境、就労先などが固定化されていること、貧富の格差が激しくスラム街には多数の貧困家庭が存在すること。
このような実態をまさに見てきました。
そして、国は政府はこのような実態を無視しているものではなく、憲法でカーストに基づく差別を禁止したり、指定カーストや指定民族などの国民に対する優遇措置を講じたりしています。
しかし長く続くカースト制度や根深い貧富の格差は容易に解消するものではないようです。
当然、こうした問題はそこで生まれる子どもたちに大きな影響を及ぼします。
子どもが自ら選ぶことのできない理由で困窮する世の中についてはいつも胸を痛めます。それは紛争地域での子らを見ても感じることです。
「自分に何かできることはないか」
そう考えながら日本に戻りました。これからの自分の課題が増えました。