日々の生活の中、人は常に何かにつけて「決断」を求められています。
一日の流れに即して考えると、
朝、何時に起きるか
朝食に何を食べるか
どんな服に着替えるか
何時に出発するか、、、
という形で始まり、夜寝るまで一つ一つが「決断」の連続です。
あまりにも日々、決めないといけないことが多すぎて、「決断することに疲れてしまう」という問題があるとのことです。
なので、最近では決めること、決断することを代行してくれたり、減らしたりしてくれたりすると喜ばれます。
たとえば、定食屋さんではメニューを減らしたり、「おススメメニュー」を大きく表示したり。
そうすると、決めることの負担が軽くなり、喜ばれるようです。
ネットでも過去の閲覧ログから、好みを分析し、「おススメ商品」がピックアップされます。それもまた決断する負担を減らしてくれているのです。
そもそも、今どきはネットでも店舗でも品物などが充実しているので、決断することに疲れ易い時代かもしれません。
ちょっと自分自身を振り返ってみて「ここのおススメは何ですか?」と店員さんに尋ねることが多かったり、知らず知らずのうちに「おススメメニュー」を選びがちだったりするようだと、「決断疲れ」かもしれません。
少し頭をクリアにして、「自分に本当に必要な物」を考え、向き合う時間が必要だと思います。
弁護士への依頼に際しても、「何がベストな選択か」を聞かれることが多々あります。こちらとしては必ずメリットとデメリットを説明した上で取り得るベストな選択をご案内します。
それでも、どの手段を決断するかはあくまで依頼者ご本人です。法律問題、人生での大きな決断なので、その判断に迷われることもあると思います。
そうした場合には、最後は「裁判所」で決めてもらうのも一つです。当事者の言い分や法律、過去の例に即した結論を出してくれます。
この点だけは、上記のような日常生活と異なる、法律の世界での決着の仕方だといえます。
決断することに疲れたら、時には人(裁判所)に決めてもらうのも良いのかもしれません。