政府の幼児教育無償化の概要が示されました。
(1)まずは、5歳児の幼稚園・保育園について、2019年度から無償化を実施(世帯収入問わず一律)
(2)その後、0~2歳児の保育園の無償化を実施(年収要件あり)
ということです。
疑問なのは、いったい誰のための政策なのか?ということ。
(1)の無償化は、世帯年収を要件としていません。そのため、収入の高い世帯ほど恩恵が大きい結果となります(保育園は年収に応じた利用料)。
(2)の無償化は、そもそも年収が低い世帯では、もともと保育料が無料もしくは低額です。そのため、無償化の恩恵は小さくなります。
さらに、根本的には、無償化によって、いったいどのような効果を期待できるのか、ということです。
政府は「人づくり革命」と題して改革を進めようとしていますが、幼保無償化によって、具体的に、どこの誰がどのように革命されるのでしょうか?
結局、「幼保無償化!」という一見、聞こえのよい説明をして表面的な人気取りをしているようにしか見えません。
疑問だらけなので誰か教えてください。