熱い思い

熱い思いなくしてこの仕事はなし得ません。また、依頼者や当事者の熱い思いもとても重要です。

たしかに法律の世界の問題は、「法律や裁判例に基づく理論」がとても重要です。

しかし、その理論の前提として事件や事実があり、当事者がいます。

当事者は、当該事件を直に経験し、自分なりの思いを持っています。

そして、その思いが熱ければ熱いほど、周囲を動かし、相手方を動かし、最終的には裁判所をも動かします。

 

この度、法律やこれまでの裁判例や理屈によっては到底解決し得ないし、また相手方も頑なにこちらの希望する解決を拒否していた事件で、それでも屈しない当事者の思いが通じ、何とこちらの希望する内容での和解が成立することとなった案件があります。

 

やはり、法律の世界も「人」を前提としたものであり、その「人」がどのような思いで動くか、まったく予想もできない部分があります。

決して「理屈」だけで考えて結論を決めてしまわず、「思い」を大切に行動することも重要だと改めて感じました。

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