【交通事故交通事故事例】

自転車で交差点を横断中に左折車に巻き込まれ、後遺障害12級が認定された事案

相談者:40代  女性
横断歩道を自転車で横断中(青)、後方からやってきた左折車に巻き込まれ鎖骨等の骨折等の傷害を負いました。
これにより後遺障害12級との認定が下りていたところ、弁護士受任前の段階では、相手方保険会社から約300万円の賠償額の提示がありました。
その保険会社からの提示の適否も含めご相談にお越しになられ、受任した案件です。

受任前に提示のあった賠償額は、主婦の休業損害をまったくゼロとする内容でした。慰謝料も含め、あまりに過少であったことから、主婦の休業損害の主張や適切な慰謝料の提示など計約1100万円の賠償額の提示をしました。

これに対して、相手方保険会社からは、主婦の休業損害は認めるものの、こちらの提示する金額満額は認められないとして、後遺障害に基づく逸失利益を一部限定する主張がなされました。

相手方保険会社の言い分にも、いくらか理由があったことなどを踏まえ、また訴訟に移行した場合にこちらの言い分がどの程度認められるかを検討した結果、約850万円での合意となりました。

過失割合については、途中で相手方保険会社から0:10では応じられないとの主張もありましたが、過去の類似裁判例等の分析も踏まえ、反論し、0:10を維持しました。

事前提示額 約300万円
示談額 約850万円
後遺障害 12級
解決までの期間 20日間
当事者の方と綿密に連絡をとり、集中的に相手方保険会社ともやりとりを行った結果、短期間にかつ高額の賠償を得ることができました。

仮に示談が決裂し、訴訟に移行した場合には、相手方保険会社も徹底的に争うと思われ、その場合には解決までに1年前後の期間を要したものと思います。
弁護士法人 岡山香川架け橋法律事務所