怒り

最近、あまりこのブログの中で日々の「怒り」について触れていませんでした。

その理由は様々ありますが、恐らく以前よりも人間として成長し、大きくなった結果、他人や物事に対する「寛容度」が上がったこともひとつの理由のように思います。

とはいえ、自分の中で納得のできないこと、怒りを覚えることが無くなった訳ではありません。

なので久しぶりにここで少し書こうと思いますが、それは「同業者」についてです。

この業界で働いていると実に多くの同業者との関わりが生じます。

直接の知り合いや、相手方となった弁護士に限らず、噂で聞く弁護士、ネットで見聞きする弁護士、はたまたニュース報道になってから知る弁護士も少なくありません。

そうして多くの同業者のことを見聞きする中で、「こういう仕事の取り方や事件処理のやり方」は問題であると感じ、同時に怒りを覚える同業者が実は少なくありません。

最近でも国際ロマンス詐欺の被害回復を謡い、広く広告をして集客しつつも、ほとんど被害金の回復ができておらず、実質的に着手金詐欺と言われても仕方ないようなケースや、相談者の不安を煽るような広告を打って、やはり広く集客し、粗雑な事件処理をし、費用だけもらう弁護士などが目につきます。

私はこれらの事件処理、案件の受け方がとても納得が行かずにいます。

当然、ケースによっては懲戒処分に至ったり、刑事事件になったりはするのですが、それでもすべてがそうなる訳でもありません。

そう思うと、「良いように商売をすること」で被害者から多額の金銭をかすめ取り、生業としている弁護士が全国に無数に存在し続ける訳です。

私にできることは、そのような実態をこうして知らせることくらいしかなかなかできません。

それでもこの「怒り」の原因を周知することで少しでも、同業者に食い物にされる市民が減るようにと願っています。

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