弁護士の仕事の大半を占めるのが「アドバイス」です。弁護士は、自分の持つ法律知識と経験に基づき、目の前の相談者、依頼者が抱える問題について、どのように対処すべきかの「アドバイス」をします。
そのアドバイスの結果、相談者や依頼者の方は自分の進むべき方向性を決定し、実行に移します。まさに人生の分岐点にあるような方も、弁護士のアドバイスの結果、方向性を決めることがあります。
このような弁護士のアドバイスは非常に大きな影響を及ぼすため、適当なことは出来ません。置かれた状況、相手方の出方、裁判所の心証、使える法律や制度を踏まえ、最善の選択のために最善のアドバイスをすることになります。
弁護士はこうした相談者、依頼者の最善の選択に向けてアドバイスを行い、これに対して対価たる弁護士費用をいただくことになっています。
ある意味ではコンサルタントのような立場でもあります。もしくはライフプランナーのようでもあります。
他にも、買い物の際にショップの店員さんからアドバイスを受けて、何を買うかを決めたりすることがあると思いますが、それに似た側面もあります。
いずれにしても、アドバイスの結果、その人の人生が少しでもプラスになるように、もしくは今以上にマイナスにならないようにということを目指しています。
なので、弁護士に相談をする際には、依頼をする際には、ご自身にとってそのアドバイスがプラスになり、もしくは今よりマイナスにならないようにするためのものだとご理解いただき、かつ有効に利用してもらえたらと思っています。