お子様ランチはなぜ同じ?~お子様ランチの定番の謎に迫る~

多くのレストラン、カフェなどの飲食店やホテル、旅館などの宿泊施設にて「お子様ランチ」なるものが存在します。

これは当然、「お子様」のためのメニューであり、小学生未満とか、小学生までとかとの年齢制限付きであることが通常です(時折、大人でもオーダー可能な「お子様ランチ」もありますね)。

このお子様ランチはそうは言っても作るのは大人です。一応、「子どもが好きそうなメニュー」により構成されているとされ、どのお子様もお子様ランチを食べて美味しそう、嬉しそうにしています。

ただ、以前からとても気になっていたのですが、このお子様ランチなるものは、オトナ目線でメニュー構成されていて、どうにもどこのどのお子様ランチも「定番化」し、「ワンパターン」な印象が否めません。

具体的には、以下のとおりの指摘ができます。

【メニュー】

ハンバーグ、唐揚げ、ウインナー、エビフライ、オムレツやオムライス、ポテトフライ、ラーメン、うどん(そばは見かけない)、ジュース

【構成】

ワンプレートのことが多い、ライスに旗が立っていることも結構ある、おもちゃが付くことも少なくない

このようなメニューで、構成であるため、小さな我が子を連れて外食に出る保護者や父母は、「とりあえずお子様ランチを頼めばよい」と気が楽な反面、あまりにもワンパターンなお子様ランチに対して「出先ではいつも子どもに同じものばかり食べさせている」ような気にさせてしまったりもします。

そんなことを一人で心配しているこの私として、本来あるべきお子様ランチとは何なのか?をここ数年ずっと考え続けています(本当です)。

ですが、なかなか妙案は浮かびません。

それも当然です。世にある無数の飲食店が長年に渡り創意工夫を重ねた結果が、上記のような献立なのですから。

きっと世の中のお子様たちに、「お子様ランチに入れて欲しい献立」の投票会でも行えば、結局きっと上記の献立たちが上位を連ねるのでしょう。

とはいえ、シェフたちもまた悩んでいるはずです。「もっと美味しいお子様ランチが作れるはずだ。」と。

私はそう勝手に考えています。

折角の自分の腕前を上記のようなメニュー限りでのお子様ランチに留めたくない。そう考えているシェフたちがいるはずなのです。

なのでいつかどこかでこのようなシェフたちが腕によりをかけて上記の献立を「含まない」最高のお子様ランチを作って欲しいと考えています。

そして、お子様ランチの概念を覆して欲しいと思います。

はてさて、こんな私の妄想ですが、世のお子様たちは賛同してくれるでしょうか?それとも、やっぱりハンバーグと唐揚げを選ぶのでしょうか?

お子様ランチの定番化の謎はとても奥の深いものだと感じます。

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