日々の仕事は可能な限り分業を推し進めています。分業はあらゆる観点でメリットが大きいと思います。
仮に分業をせずに何でもかんでも自分で処理しようとすると、当然、業務過多になりますし、処理は追いつかず、ミスも乱発することでしょう。
なので、弁護士として弁護士が対応しなくてはならないことをよく吟味の上、分業が可能な業務は次々と手分けして対応をしています。
分業を進めると、自分の可処分時間が増えますし、そうすると専念すべき事項に十分専念できて、結果、「良い仕事」ができます。当然、依頼者の方の満足も大きくなります。
また、分業を進めると、従業員にも仕事の中身を分かってもらえ、依頼案件の状況や内容などを踏まえた対応が可能になってきます。
なので分業はとにかく大切だと思います。
ところで私はよく、弁護士の仕事を医者の仕事に例えますが、どんなお医者さんでも必ず周囲のサポートのもとに医業にあたっています。問診でも手術でもそうです。
どんな素晴らしい腕をもった医師でも、周囲のサポートがあって初めて難しい手術が成功するのです。
弁護士も同じです。「俺一人が優秀な弁護士なんだ」「俺だけでどんな難件も解決できる」と豪語する弁護士がいたとすれば、とんだ勘違い弁護士だと言わざるを得ません。
きっと、優秀な弁護士の周りには、優秀な職員が就いているはずです。逆の言い方をすれば、優秀な職員がいる事務所の弁護士は、きっと優秀なはずです。
そうして周囲との分業のもと、良い仕事、良い結果が実現するのです。