石破幹事長が、秘密保護法に反対する国会周辺でのデモ行為について、本質においてテロ行為とあまり変わらないなどとブログに書き込んだ件です。
後に撤回したようですが、彼の真意がよくわかる恐ろしい発言です。
【以下、引用】
日本テレビ系(NNN) 12月2日(月)0時47分配信
自民党の石破幹事長は、特定秘密保護法案に反対する国会周辺のデモを取り上げ「絶叫戦術はテロ行為と本質であまり変わらない」などとブログに書き込んだことについて、「テロ」との表現は撤回する考えを示した。
石破幹事長「(デモを)『テロ』と同じとみたという風に受け取られる部分があったとすれば、そこは撤回する」
石破幹事長は先月29日付の自らのブログに、特定秘密保護法案に反対する国会周辺のデモについて「単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質であまり変わらないように思われる」などと書き込んでいた。
これについて石破氏は1日、「人が恐怖を感じるような音で『絶対にこれを許さない』という形で訴えることが、民主主義にとって正しいことか」と述べ、現在の国会周辺のデモには問題点があると重ねて指摘した。その上で、「表現が足りなかったところがあればおわびしないといけない」と述べた他、「テロ行為と変わらない」との表現は撤回する考えを示した。
【引用終わり】
結局、この発言でわかることは、自分たちにとって都合の悪い表現は「テロ」みたいなものであり、政府としての活動にとって邪魔だからいい加減黙らせたい、ということでしょう。
秘密保護法との関係では、市民が政府にとって都合の悪い情報を入手すると結局大騒ぎしてうるさいから当該情報を「秘密情報」に指定することでこういうテロみたいなデモをさせないようにしよう、ということでしょう。
秘密保護法の狙いの一つには、「国民から情報をシャットアウトし、おとなしく黙らせる」点にあります。
このまま法案が通れば石破幹事長の、政府自民党の思う壺でしょうね。
ちなみに石破幹事長は、民主主義を例に挙げ、今回のデモは民主主義にとって正しいことかと言いますが、およそ民主主義は、十分な情報を前提に、言いたいことは言えること、その機会が与えられていることが大切ですが、そのことをまったく理解していないようです。
十分な審議もせず、市民の意見に耳も傾けず、反対意見を切って捨てるようなやり方は民主主義ではなく、独裁政治です。自分たちの政治運営がどれだけ乱暴かわかって欲しいと思います。
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