昨日は人間は本来怠け者であるということを踏まえた今後の世界のニューノーマルを予想しました。
その内容を踏まえて、今日は、怠け者である人間がいかに「怠けるための発明」をしてきたかの話を書いてみます。
人間は怠け者ゆえに、日々の生活上の便利を求め、また自分がいかに怠けられるかを求め、発明を繰り返してきました。その結果の一つとして、エレベーターとエスカレーターがあります。
言わずもがなエレベーターは、階段の昇降が面倒くさい、という人間の怠け心から開発されたに違いありません。エスカレーターも同様に、「歩くのめんど」と感じた怠け者の技術者が作ったことでしょう。
そんなエレベーターとエスカレーターですが、いったいどちらが先に発明されたのか?みなさんはご存知でしょうか??
気になったので調べてみたところ、一般社団法人日本エレベーター協会なる団体があることがわかりました。そのウェブサイトでは、エレベーターとエスカレーターの歴史についても触れています。
その内容からは、エレベーターの起源として「紀元前236年」とあります。他方でエスカレーターの歴史としては「誕生から150年余り」とあります。
なので、正解はエレベーターということです。
ただ、より詳細に内容を拝見すると、「近代エレベーターの原点」たる発明は1903年とあり、「現在の原型ともいえる」エスカレーターの発明は1900年とあります。
なので、エレベーターとエスカレーターは、怠け者を楽にするため、長い歴史の中で開発が進み、ほぼ同時期に現代に通ずる仕様になったといえそうです。
毎日のように使うエレベーターとエスカレーターですが、大昔から、人間が怠け者だったゆえに、長い時間をかけていかに便利に、いかに楽に移動できるかという観点から進化し続けてきたようです。
こうしてみると、怠け者という評価は考え直した方が良いかもしれません。一般的には怠け者というと、マイナス評価の代表ですが、むしろ大いに歓迎すべきことのように見えてきます。