保険会社から過失割合について提示があったが、納得できない。自分に有利な、納得のできる過失割合を勝ち取るためにはどうしたらよいですか?

保険会社は、支払う金額を出来るだけ低くし、支出を抑えるためにあらゆる手を尽くしてきます。

その一つが「過失割合」の主張で、できるだけ保険会社・加害者に有利な、被害者に不利な過失割合を提示してくることが多いです。

この過失割合については、判例タイムズの過失割合に関する事例集を元に算定されることがほとんどですが、加害者被害者とで当該事故状況を元に、自分に有利な事例に基づく算定を主張します。被害者としてはまったく納得できないことも多いので、その場合には有利な過失割合になるよう、弁護士に依頼するか、訴訟に移行することをお勧めします。

弁護士に依頼すると保険会社としても、事案の解決のため、また弁護士からの反論により、過失割合を譲歩してくることがあります。

また、訴訟に移行すれば、公平に裁判所が過失割合を判定してくれます。裁判所は保険会社に肩を持つことはないので、保険会社の一方的な過失割合の主張に引きずられることはありません。

執筆者:弁護士 呉裕麻(おー ゆうま)
1979年 東京都生まれ
2002年 早稲田大学法学部卒業
2006年 司法試験合格
2008年 岡山弁護士会に登録
2013年 岡山中庄架け橋法律事務所開所
2015年 弁護士法人に組織変更
2022年 弁護士法人岡山香川架け橋法律事務所に商号変更
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