「自分らしさ」とよく聞きます。とても大切なことだと思いますが、具体的にはどのようなことをもって「自分らしさ」というのでしょうか？
言い換えると「自分が自分として自然な状態でいること」とでもなるかもしれません。
このような意味での「自分らしさ」を誰でもが大切にしたい、自分らしくありたいと思っていると思います。
では、実際に世の多くの方々に、「自分らしく過ごせているか？」を聞いてみるとどうなるでしょうか？
ひょっとするとかなりの割合で否定的な回答が集まりそうな気がします。
すなわち、多くの人が自分を押し殺して日々、生活をしているのではないかと思うのです。
その結果、ストレスは溜まり、人間関係に疲れ、社会生活に不満を持つ日常に繋がります。
このような状態は誰にとってもプラスになりませんが、これが現実です。
では、どうしてこのように人々は「自分らしさ」をもって生活ができないのでしょうか？
この点、私が思うのは、「自分らしさ」を思う存分発揮することは得てして「我がままを言う人」「自分勝手な人」と周囲が思う、もしくは周囲にそう思われると考えるためではないかということです。
しかし、本来の「自分らしさ」とは決して、我がままとか自分勝手とかというものではなく、その人の本来のあるべき姿、自然な姿だと思います。そうすると、決して自分らしくあることは他人に迷惑をかけるようなことではないと思います。
ところが、自分らしくあることは上記のようにいつしか否定的なイメージが付きまとい、結果として多くの人は「自分らしく」生きることがしづらい状態となっているように思うのです。
私はこういう状態は社会における大きな損失だと思っています。本来、人々があるべき姿で生きることは人生を謳歌するに際してとても重要な意味を持つと思うからです。
なので私は自分自身がまずは「自分らしく」生きることを心がけています。また、周囲の人にも常日ごろ「自分らしく」生きること、ふるまうことを強く勧めています。
たった一度の人生だからこそ、この世に生を受けたからこそ、親に感謝し、社会に感謝し、最後まで自分らしくありたいと思うのです。
