ひょっとして、これまで弁護士への相談や依頼を検討した方の中には、頼もうとした弁護士から、「多忙なため(相談や依頼を)受けられない」と断られたことがある方がいるかと思います。
実はこの「多忙のため」の理由については、よく気を付けてその真意を見極める必要があります。
というのも、本当に多忙なために相談予約を入れたり、受任する暇がないという場合の他に「本当は決して多忙ではないものの、受けたくないから断り文句として多忙を理由にしている」ことがあるからです。
なので、多忙なために対応ができないと言われた際には、実際にはいずれなのか、気を付けてみてください。前者の場合であれば、他の弁護士に相談や依頼を持ち掛けた際に、その弁護士が対応をしてくれるでしょう。
後者の場合には、ひょっとすると、他の弁護士にもちかけても、事あるごとに多忙を理由に断られるかもしれません。
私は、この(後者の意味での)「多忙なため」という文句は好きではありません。どうにも嘘を付いているようだし、本当の理由を言わないという点で不誠実な感じがするからです。
なので、私は多忙ために受けられないと断ることはありませんし、今までも一度もありません。今後もきっと同じです。
多忙であろうと、やるべきことはやるべきです。