おでんのこんにゃく

春なのにちょっと寒い日があったりするので、おでんを食べました。

たまたまその日でおでんの販売は終了とのことでした。

 

ところで、おでんっていろんな具材があって、互いに互いのうまみを分け合いながらより一層美味しくなる、そうです。自分の味を出汁に提供しつつ、他の具材の味を出汁を介して吸収する。そうすることでおでん鍋が一体となっておいしくなるらしいです。

 

そんな持ちつ持たれつのおでんなのですが、こんにゃくだけは異質の存在で、「自分は何にも味を提供しないけど、他人の出汁はしっかり吸って美味しくなる。味を出さずに味を吸うだけならまだしも、むしろこんにゃくからは灰汁が出るから本当はおでん鍋にとっては迷惑なヤツ」らしいです。

 

それでも老若男女、おでんの具材ランキングではいつもこんにゃくがランクインしているとのことで、おでんのプロは「手間はかかるし、味も提供しない面倒なヤツだけど、お客の要望があるから入れている。」のがこんにゃくなんだそうです。

 

なんだかおもしろいですね。おでん鍋の人間模様(?)みたいなのを感じます。

 

人間の世界でも、自分は他人の手助けなんてしないどころか、他人の手柄に便乗していいところだけ持って行く、それでもなんか憎めなくていつもみんなの近くにいるヤツ。こんな人が一人くらいいますよね。

 

そんな話を思い出しながら今年最後のおでんを堪能した寒い日の春でした。

 

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