我々法律家、弁護士の仕事は目に見えない「法律」「ルール」に基づいて行われます。
人々は、この目に見えない法律やルールの下、市民生活を送りますが、いざ何かのトラブルに遭遇すると、目に見えないこれら法律などの制約に従って自分の権利について争う結果に至ります。
こうした目に見えない法律などに従って行動をしなければならないという状況は、多くの人にとって強い不安を覚えさせます。
「これから自分はどうなるのだろう?」
「どんな責任を負わないとならないのだろう?」
「相手にはきちんと賠償を求めることができるのだろうか?」
我々弁護士は、このような目に見えない法律を操り、目に見えない不安を解消するため日々奮闘しています。
我々弁護士は、こうした「不安」を無くすためにあらゆる手を尽くすのです。
そのために具体的には、現状の正確なヒアリング、当事者の方が抱える不安に対する理解、これらを踏まえた見通しのわかりやすい説明、取り得る手段とメリットデメリットの説明、選択した手段に基づく結果獲得に向けての工夫などといった具合です。
これらを尽くすことで当事者の方は、目に見えない不安から少しずつ解放され、目に見えない法律により守られることになります。
相談者の方からは、相談をした結果、「不安がやわらいだ」と言ってくださることも少なくありません。
なので、私は、日々、目に見えない法律を扱いながら目に見えない不安の解消のために働いていると強く意識しています。