こだわりの朝食を提供するお店に行く機会がありました。
メニューはわずか二種類。おかゆ膳と鮭善。
席に着くと、「お茶の代わりに」と出汁をくれました。
鮭善を頼もうと、「サケ膳ください。」とお願いしたら「シャケ膳ですね。少々お待ちください。」と。
ふーむ。なかなかのこだわりを感じます。
間もなくして提供され、ひとり黙々と食べつつ、いつものように人間観察&店内観察をしていました。
見ると、多くの人はシャケ膳を頼む。
シャケ膳が2人前の注文が入ると、「シャケ膳リャン入りました!」とオーダーコールが店内に。
そうかー。「二丁」とは言わず「リャン」か。
ひとり感心していました。
ここで気になるのが3人前のオーダーの場合。
退店までにシャケ膳3人前のオーダーが入ることをひとり勝手に祈りつつ、観察を続けました。
すると、4名来店客がありました!(4人中3人はシャケ膳だろう!)と勝手に予想したところ、本当にそうなり、
店員さんが「シャケ膳ゲタ入りました!」とのオーダーコールです。
そうかー!「ゲタ」か!
と、感心感心。
ゲタは鼻緒の穴が3つなので、飲食店などで3を表す隠語です。
なかなかの徹底ぶりです。
ちょうど食事も済んだので手元のウェットティッシュで口元をぬぐおうとすると、これもまたフカフカのウェットティッシュです。立体エンボス加工+水分多め。初めてです。こんなウェットティッシュ。
細かいところまで行き届いたこだわりに納得しつつ、最後に
「4人前の場合は何とコールするのか?」
それだけが気になり、お店を後にしました。
美味しい朝食はこだわりから始まります。ごちそうさまでした。