人は誰でも褒められたいという欲求を持っていると言われます。
褒められたいというのは、承認欲求にもつながります。
「子どもは褒めて伸ばすのが良い」と言われるのも、この承認欲求をうまく使うことで能力を発達させる手法と言えます。
ところが、大人になると、子どもの時のようには「褒めて伸ばす」ということがあまり言われないように思います。
これは、
・褒めて伸ばす=褒めないと伸びない(もしくは褒めないと仕事しない)=使えない奴
と広く思われていたり、
・褒めて伸ばす=子どもに向けて使うやり方
という認識が広まっているためでしょうか?
いずれにしても、大人になると、褒めて伸ばすということが公にあまり言われなくなり、ひいては自ら「褒めて欲しい」と公言する大人はほとんど見かけなくなります。
ところが、とある機関紙に記載の記事が面白かったので、その原稿を書いた方に「面白い記事でした」と連絡したところ、「特に面白かったのは?」と聞かれ「もっと褒めて!特に面白かったのを教えて!」と言わんばかりの反応でした。
「そうか、褒めて伸びる、褒めて欲しい、認めて欲しい!は老若男女問わないのか!」
そのような認識に至りました。
やはり「褒めて伸ばす」は大切ですね。大人であろうと使いたいと思います。