相談者:30代
女性
日ごろから夫による暴言、暴力があり、その様子を子も目の当たりにしていたものです。ある日、ついに耐えかねて着の身着のまま子と共に逃げて出ました。
その後、面会の調停などを起こされたが、子も夫に対して恐怖心を抱いているため拒否したいとのことでした。
なお、離婚自体についてはお互い了解できているが、親権について互いに譲れないとのことでした。
その後、面会の調停などを起こされたが、子も夫に対して恐怖心を抱いているため拒否したいとのことでした。
なお、離婚自体についてはお互い了解できているが、親権について互いに譲れないとのことでした。
本件は、子どもの面前でのDV被害の事例でした。
妻と子はDVに耐え兼ね別居しましたが、夫からは面会交流の求めがありました。
そこで、面会交流の調停、離婚調停、婚姻費用の調停、離婚訴訟などあらゆる調停の手段を通じて面会の可否や親権などについて話し合いを継続しました。
しかし、予想以上に子の精神面への悪影響が大きく、面会の実現には至りませんでした。
その結果も踏まえ、現時点における面会は不可能との裁判所からの勧めもあり、面会については当面見送る前提で離婚が成立しました。
離婚 | 成立 |
---|---|
親権 | 妻(=依頼者) |
養育費 | 月額4万円 |
面会交流 | 当面見送り |
解決までの期間 | 約1年半 |
お互いに親権を譲り合えない状況の中、次から次へと調停などの手段をとる必要がありました。
最終的には、離婚訴訟の中で、判決前に和解にて親権を譲ってもらうことができました。
子の福祉を慎重に検討した結果、また裁判所を味方にできた結果、得られた結論だと思います。
最終的には、離婚訴訟の中で、判決前に和解にて親権を譲ってもらうことができました。
子の福祉を慎重に検討した結果、また裁判所を味方にできた結果、得られた結論だと思います。