【保全命令(仮差押え命令申立事件など)民事事件事例】

詐欺被害金の送金先口座を仮差押えすることで損害賠償金の保全に成功した事例

相談者:60代  男性
国際ロマンス詐欺の被害にあったところ、被害金を送金していた口座に仮差押えをしたことでその後の被害金の保全に成功した事例です。

国際ロマンス詐欺の被害に遭い、被害金を加害者の指定する口座に何度も送金をしていたところ、途中で詐欺に気が付き、警察と弁護士へ相談をするに至りました。調査の結果、被害金を送金していた先の口座にまだ預金が残っている様子だったため、すぐに仮差押え命令の申し立てを行い、裁判所の発令を経て、被害回復のためのお金を保全することができました。

被害額 約400万円
仮差押金額 約130万円
仮差押までの期間 約2週間
詐欺被害を始め、裁判で勝訴をしても、相手方に財産がなければ実際の回収はできません。そうした中、本件では詐欺被害金の送金先口座に預金が残っていることが分かったため、急ぎ、仮差押命令の申し立てを行ったところ、被害金の一部でありますが、その預金の保全に成功したものです。金銭回収に際しては、諦めることなく、法的手続きを一つ一つ踏んでいくことが大切です。
弁護士法人 岡山香川架け橋法律事務所