自分の中で「忙しい」と、言わないよう心掛け、かつ実践をしています。
忙しいと言い出すと、あらゆる機会を失うように思うからです。
まず分かりやすいところでは、ご相談のお問い合わせの際に「忙しいから受けられない」と答えると、せっかくのご相談の機会を失います。実際、相談者の方から「他の事務所では忙しいと断られた。」との声を何度も聞いています。
また、いつも「忙しい」と言ってばかりいると、同業者からも「あいつには何も頼みにくい。」となり、せっかくの新しい経験の機会を失います。
そもそも「忙しい」との言葉自体、非常にネガティブな印象しかなく、これを言われて耳にした側からすると決して聞いていて前向きな気持ちになる言葉ではないです。
他にも「忙しい」のが仮に事実だったとしても、その忙しさは、
(1)弁護士自身が人気がありすぎて依頼が殺到し、「忙しい」のか
そうではなくて、
(2)弁護士自身の能力が足りず、単に仕事が遅くて滞留しているために「忙しい」のか
のいずれかですが、私が聞く限り「忙しい」とばかり口にするに限って(2)のパターンがほとんどのように思います。言い換えると本当の「売れっ子」は決して自分からは「忙しい」と言わないように思うのです。
だから私は可能な限り「忙しい」と口にしないと決めています。時に人から「先生、お忙しいんですよね?」と聞かれることがありますが、その時でも明るいトーンで「お陰様で!」と答えるようにしています。