デンマークでは公共のトイレも男女共用で使うことが一般的です。
言い換えると、公共のトイレの入り口は「男女」で分かれていないということです。
なので性別を問わず同じトイレに入り、並んでいる個室のうち空いているものを各々が使うのです。
男性用はおいていないことも多く、結果、男性も個室を使います。
個室は上も下も完全に壁、扉があるタイプなので個室に入ってしまえば外からの視線が気になることはありません。
このようなトイレ事情は欧州他国でも進んでいるようです。
理由はジェンダーフリーなトイレということのようで、昨今のジェンダーフリーの流れをトイレでいち早く実現しているのがデンマークやその他諸国のようです。
滞在中、最初は違和感がありましたが、結局はトイレ。用を足せれば良いので私自身は何も不便はありませんでした。
結局、トイレの男女別も価値観や考え方次第で如何様にもできるのだと痛感した次第です。そして価値観を変容させることでジェンダーの問題で悩み苦しむ方が減るのであればそんな価値観はすぐにでも変えてしまえばよいと思った次第です。
やはり、人の価値観や社会の常識を理由に個人の権利や尊厳が傷つけられる社会は健全ではありません。