なんとなーく、事務所の不用品を整理していたら、むかーし手に入れて、戸棚の奥にしまいっぱなしになっていた
「ムックリ」
というアイヌ民族の楽器が出てきました。
竹でできていて先っぽに紐がついている楽器で、口に挟んで竹を弾いたり、紐をビヨビヨ引っ張ったり緩めたりすることでいろいろな音が出るという楽器です。
もう10年近くも前に買ったもので、ずっと使ってもいなかったので「捨てようかな
?」と思いましたが、なぜか捨てられず、再度、戸棚にしまいました。
翌日、出張だったため飛行機に乗ったところ、機内放送をボケっと見ていたら、偶然にもタレントさんがアイヌ民族の民芸品屋さんを訪れて、「ムックリ」の使い方を習っている様子が映されていました。
何とも不思議な偶然です。おそらくこの「ムックリ」を知っている人自体、そう多くないと思いますが、私は二日連続で「ムックリ」と接するという体験をしたのです。
早朝の機内で、どうにも目の覚めるような気持ちになりました。
それにしても、前日に「もう使ってないから」と「ムックリ」を捨てていたら、その機内放送を見た時の受け止め方も少し異なっていたでしょう。