童謡でこんな歌があります。
「お化けなんてなーいさ、お化けなんてうーそさ。ねーぼけーたひーとが見間違えたんだろ。だけどちょっとだけどちょっとぼーくだって怖いさ。お化けなんてなーいさ、おばけなんてうーそさ。」
実在しないお化けを怖がる男の子の心境を歌ったものです。
さて、これを最近話題の安保法制にまつわる徴兵制に置き換えるとこうなります。
「徴兵制なんてなーいさ、徴兵制なんてうーそさ。ねーぼけーた政治家が言い間違えたんだろ。だけどちょっとだけどちょっとぼーくだって怖いさ。徴兵制なんてなーいさ、徴兵制なんてうーそさ。」
どうでしょうか。徴兵制が実現するかも知れないと怖がる男の子の心境ですね。
この徴兵制について、憲法ではどう書いているかですが、当然「徴兵」という言葉自体がどこにも出てきません。戦力の保持を禁じた以上、当然のことです。
では、法律で徴兵制を定めた場合にどうなるか?ですが、憲法18条が禁じる「奴隷的拘束」「意に反する苦役」にあたるかが問題となります。
この点、自民党の方々は、「徴兵制は憲法18条の奴隷的拘束や意に反する苦役にあたるので採用しない」という趣旨の答弁に終始しています。
しかし、安保関連法案を通したい自民党としては、徴兵制はとらない、と説明するのは当然ですよね。安保関連法案は通すわ、徴兵制は採用するわでは国民の理解が得られません。
でも、このブログを読んでるみなさんは賢いからだまされないでください。石破さんは過去にこう言っています。
「国を守ることが意に反した奴隷的な苦役だというような国は、私は、国家の名に値しないのだろうと思っています。」(2002年5月23日衆議院憲法調査会)
もし安保関連法案が通ったら?次は徴兵制も?
徴兵制がウソなのか、寝ぼけた政治家の言い間違えなのか。しっかりと見極めて下さい。