本格派を謳う料理人は料理の呼び方にもこだわります。
カレー専門店はカレーと言わず、カリーと言ったりします。本格派ピザ屋さんでもピッツァと言うようです。
法律の用語でもこういうことはままあります。
たとえば、民事では訴えられた側の人を「被告」と言いますが、刑事では「被告人」と言います。民事で「被告人」と言うことはあり得ません。
細かいこと、どうでもいいことのようですが、専門家の世界とはそういうものです。
こういう部分でこだわれないと、専門家にはなれません。もしなれたとしても一流の専門家にはなれないと思っています。
なので、カレーをカリーと言い、ピザをピッツァと言う料理人は専門家であり、一流を目指している人なのだと私は思います。