「物は試し」で弁護士は選べない~弁護士と相談者、依頼者とのマッチングについて~

お昼に「物は試し」でとある人から勧められた店でかつ丼を食べました。

ちょっと不思議な店だったのでまさに「物は試し」です。

 

日頃、私たちはこのようにして「物は試し」でいろいろと買い物したり、お店に入ったりしていると思います。

 

ですが、弁護士を選ぶ際にはなかなかそうもいきません。気軽な気持ちで弁護士を選ぶ人はあまりいないでしょうし、依頼した弁護士に不満があったとしてもそう簡単に弁護士を交代することもあまりないようです。

 

ただ一度だけの関係でことが終わるようなランチや買い物と違って、弁護士に何かを依頼するというのは普通は長期間に渡る問題だし、内容もかなり個人的な深い話や問題、トラブルについてなので、途中まで依頼が進んだけど、やっぱり弁護士を交代、とはなかなかなりません。

 

でも、それでも。

やはり弁護士も人間ですし、個性もあれば得意分野、性格もいろいろです。依頼者の方も当然同じです。

そうすると、事件を進めるうちに、弁護士との相性が合わないと感じ、弁護士を交代することを検討する場合がありえます。

一人の弁護士として、ある相談者の方から、今依頼している弁護士に対する不満を聞くこともあります。

そして、そういう場合には、弁護士を解任することをお薦めしています。あんまり我慢して納得いかない弁護士にそのまま事件をしてもらうのもいいことではないからです。

 

かくいう、私もこれまでの間、自ら辞任したことも、解任されたこともあります。でもそれは仕方ないことだと思います。相性の合わない弁護士とずっと続けることこそその依頼者にとっては一番不幸なことですから。

私も最近は、これまでの経験を踏まえ、自分の持っている力量、経験、個性を打ち出していることもあり、従来よりももっと積極的に、私に相性が合う相談者や依頼者が訪ねて来てくれるようになっています。これもHPのお蔭と思い、日々、ブログ等をはじめ、更新しているのです。

これから弁護士に相談しよう、依頼しようと考えている方は、弁護士とのマッチング、という観点から弁護士を選ぶようされた方がいいと思っています。単に、「有名な弁護士だから」とか「女性の弁護士だから」というだけで選ぶのはよくないと思います。

 

 

 

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