「理不尽な世の中。」
頻繁にそういう言葉を聞きます。
そうとでも言わないことには、自分の置かれた不合理、不正義な状況を説明できないし、納得もできないからだと思います。
このような言葉を頻繁に聞くということは、当然、そのような状況に置かれた当事者が多数、存在するからです。
「理不尽な世の中。」との言葉を受けた時には、
「あなたの置かれた今の状況はまさにおっしゃる通り、理不尽だと思う。でも、その理不尽を理不尽なままとするのではなく、少しでもより良い物、より良い世の中にするために私は弁護士としてあなたのために尽くせることを尽くしたい。」
そういう気持ちで受け止めることにしている。
実際にそのような説明をすることもある。
今は理不尽な世の中でも、日々の努力で、少しずつでも良いものとなると思うのです。