死刑と核

日弁連が死刑廃止宣言を先日の人権大会にて決議しました。

死刑については反対の意見も多くありますが、私は反対の立場です。

 

死刑賛成の方の意見には、「被害者のことを考えていない」というものもあったりして、それはそれで十分理解できる意見です。

でも、以下のように考えるとやはり廃止すべきではないかと思うのです。

 

死刑を核(核兵器)と比較して考えます。

死刑も核も、周囲に対する抑止力という意味では効果的です。

しかし、死刑も核も、一歩間違うととんでもない効果を及ぼすという意味で、諸刃の剣です。

そして、核については、世界的に見ても廃止の意見が多数を占めるのではないでしょうか。特に唯一の被爆国の日本は非核三原則という言葉のもと、核の保有や使用について極めて消極的態度をとってきています。

 

そうすると、死刑についても、その抑止力の効果があったとしても、冤罪が避けられない以上はやはり廃止すべきだと思うのです。

 

要するに、核について反対するのと同様に、死刑についても反対すると考える次第です。

 

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