インターネットプロバイダーは、各投稿の投稿日時や投稿先IPアドレスなどの情報に基づいて、実際の投稿者を特定しています。
そして、昨今ではウェブサイトのセキュリティ強化の観点から、サイトのURLがHTTPからHTTPSに変更になっているサイトが増えています。
かかるHTTPSで始まるウェブサイトについては、NTTドコモ経由での投稿の場合には、現状、何をどうしようとも発信者情報の開示に至らないのが実情です。
これはNTTドコモの仕組み上、技術上の問題のようで、如何ともしがたい問題です。
従いまして、IPアドレスの開示をした結果、インターネットプロバイダーがNTTドコモであり、問題となるウェブサイトがHTTPSで始まるURLの場合には残念ながらそれ以上の情報開示に至らないので注意が必要です。
執筆者:弁護士 呉裕麻(おー ゆうま)
1979年 東京都生まれ
2002年 早稲田大学法学部卒業
2006年 司法試験合格
2008年 岡山弁護士会に登録
2013年 岡山県倉敷市に岡山中庄架け橋法律事務所開所
2015年 弁護士法人に組織変更
2022年 弁護士法人岡山香川架け橋法律事務所に商号変更
2022年 香川県高松市に香川オフィスを開所