【出会い系サイト、副業サイト、占いサイトなどサイト詐欺被害消費者被害事例】

出会い系サイトでの連絡先交換が実現しないので詐欺と判断した事例

相談者:20代  男性
サイトからは、連絡先の交換のためには、サイトにおけるランクアップをする必要があるとされ、そのランクが相手と同じになると連絡先が交換できるとのことでした。

被害者は、ランクアップのために必要な手続きをその都度とったが、制限時間内に手続きが完了しなかったとか、他のユーザーが先にランクアップの手続きをとったなどの理由により、つぎつぎと手続きを要求されました。

手続きを行う都度、利用料が必要となり、被害者はすべてクレジットカードで決済し続けたところ、約40万円の被害となりました。

本件は「あるサイトを利用していたところ、出会い系サイトに誘導された。誘導されたサイトにおいて、メールのやりとりをしていた女性と直接連絡先を交換しようとしたが、いくら手続きを繰り返しても連絡先の交換が実現しなかった。」というご相談でした。

受任後、決済代行会社及びカード会社に受任通知を発送し、本件サイトのサービス内容が詐欺であることを指摘しました。

その結果、カード代金のキャンセルになり、支払いをせずに済みました。

被害額 約40万円
キャンセル額 全額
解決までの期間 約2カ月
副業サイトや出会い系サイトの被害にあった際には、どのような決済方法をとったかによって解決への道筋が異なります。

本件のようにクレジットカードを利用した被害の場合、カード会社や決済代行会社にキャンセルの要請を行うことで直ちに取消に応じてもらえるケースがあります。

ただし、事案をきちんと詳細に説明し、サイトがサクラを用いた詐欺をしていることの指摘を行う必要があります。
弁護士法人 岡山香川架け橋法律事務所