【交通事故交通事故事例】

前方不注視の車による事故の結果、後遺障害を負った事例

相談者:50代  男性
歩道を歩行中、前方不注視の自動車にはねられ、大けがを負った事案です。
事故により、脳挫傷、骨折、急性心不全、歯科欠損などの重体となりました。治療後もせん妄などの症状が起こり、介護に相当な苦労を要しました。
幸い、せん妄の症状は収まりましたが、意欲減退、記憶力低下、忍耐力低下などが原因で後遺障害3級3号の事前認定を受けました。
しかし、歯科欠損について考慮されていなかったこと、保険会社からの提示額に納得ができなかったことから訴訟に踏み切りました。

保険会社との示談にはならなかったことから訴訟提起後、裁判所に早期解決の希望を伝え、尋問判決に至ることなく和解により決着しました。それでも示談交渉時よりも増額の結果となりました。

後遺障害事前認定 3級3号
事前提示額 約6,200万円
和解額 約8,200万円
解決までの期間 約7カ月
示談交渉時には妻の慰謝料の算定がありませんでしたが、訴訟時にはこれも請求し、和解にも盛り込んでもらいました。
判決にまで至れば弁護士費用や遅延損害金の部分等により、もっと増額の余地もありましたが、事情により早期解決を求めたことから上記のような決着となっています。
弁護士法人 岡山香川架け橋法律事務所