自己責任論の恐ろしさ

イスラム国人質事件について、「自己責任なので助ける必要はない。」とか「自己責任なので身代金は自分たちで払わせればよい。」との論調があるようです。

このような論調は、登山で遭難した人の救出の時などにもよく出てきます。

これはこれで一つの考え方で、ある意味で正論なのかもしれません。

 

しかし、私はこのような論調にある種の恐ろしさを感じます。

 

なぜなら、自己責任である以上、目の前で命の危険にさらされていても助ける必要がないかのような考え方であり、何よりも重い、人の命というものが軽んじられているように感じるからです。

 

自己責任であることはその通りだとしても、だからといって目の前で命の危機にさらされている人を救出しなくてよいのでしょうか。

 

それは違うと思うのです。いくら自己責任だとしても、決してその人のことを見放してはいけないと思います。ましてや国民の命を最大限に尊重すべき国、政府はそのことを肝に銘じるべきです。

 

「自分だったらそんな危険な場所に行かない。勝手に行った方が悪い。」と考えるのでしょうけど、そのことと、全力で救出するか否かは別のことです。一見して正しい考え方の背景で、人の命が無くなりそうになっている現実を直視すべきです。

 

目の前のひとつの命を誰もが等しく大事にできるようになってこそ、世界の平和が実現するのではないでしょうか。

 

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