自分の思ったとおりにならない。自分は絶対正しいのに、相手がそれを認めない。そのため、思ったとおりに話がまとまらない。
残念ながら、世の中ではそういうことが多々あります。
人はそれぞれ、自分の経験、価値観に基づき、行動します。
そのため、「同じ出来事を経験したはずなのに、互い認識や、言い分、評価が全く逆になる。」ことがあります。
典型的には交通事故の過失割合。
こちら;相手方=1:9と思っていても、相手に言わせると、
こちら;相手方=9:1。
それくらい、人の認識や価値観はバラバラです。
離婚についても同じです。
こちらは、「離婚の原因は相手のせい。」と思っていても、相手に言わせると、
「いやいや、あんたが原因。慰謝料ください。」と。
そんな争いごとを終わらせるための道具が「裁判」です。
お互いの言い分をきちんと聞いた上で、中立公平な裁判所が結論を出してくれる。
その際、自分の言い分をきちんと裁判所に伝えてもらい、有利な結論に導くために我々「弁護士」が存在します。
当事者間での話し合いが「思う通りにならない」時には、まずは弁護士へのご相談でしょうか。その上で、裁判の利用を検討するのがよいと思います。