名誉棄損にしろ、侮辱にしろ、プライバシー権侵害にしろ、当該投稿が具体的に「誰の」権利を侵害していることになるのかの特定は重要な問題です(同定可能性)。
そのため、当該投稿が自分に対する投稿だと特定できる情報を当該投稿の前の投稿から集めていくことで当該投稿が自分に対する投稿だと立証をしていくことが重要です。
具体的には、スレッドのタイトルやテーマから絞る、イニシャルから絞る、地域で絞るなどを重ねていくことで同定可能性を肯定していくようになります。
執筆者:弁護士 呉裕麻(おー ゆうま)
1979年 東京都生まれ
2002年 早稲田大学法学部卒業
2006年 司法試験合格
2008年 岡山弁護士会に登録
2013年 岡山県倉敷市に岡山中庄架け橋法律事務所開所
2015年 弁護士法人に組織変更
2022年 弁護士法人岡山香川架け橋法律事務所に商号変更
2022年 香川県高松市に香川オフィスを開所