TVの影響度の測り方~三者三様の反応を踏まえ~
TV番組で某飲食店が取り上げられていました。内容は、お店自慢の料理を次々出し、名立たるシェフたちがあれこれ批評の上で「合否」を判定するというもの。
夢中になってみていたら、どうしてもそのお店に行きたくなり、すぐさま駆け込みました。
せっかくなのでTVの影響ってどんなものかを調べようと、店員さん数名に声を掛けました。
。。。
呉「TVに出てから忙しいでしょ?」
女性店員A「(余裕いっぱいな笑顔で)ボチボチですね!(ニコニコ)」
呉「TVに出たから忙しいですね!」
女性店員B「(バタバタした様子で)本当にお待たせして申し訳ありません!」
呉「全然大丈夫ですよ。」
呉「TVに出て忙しいですか?」
女性店員C「(大きな声で)ありがとうございます!」
。。。
都合、3人の方に聞くことができました(ちなみに、別々の機会に別々の店舗で聞くなどしています)。
面白いことに誰一人として「忙しいです!」と答えた方はいませんでした。ですが、回答の内容やその方の様子を見る限り、またお店の状況も踏まえると
「TVの影響度は小さくない」
と、実感するに至りました。
それもそのはず、そもそも私もこのTVを見てから連日にしてこのお店に通ったほどです。
なんだかんだでTV離れと言われますが、決してまだまだそんなことはないのではないか、そう感じた次第です。
覚悟か金か~離婚に際して必要なのは?~
家庭裁判所の待合室にて、依頼者の方とお待ちしていたら、他の弁護士とその依頼者さんの会話が聞こえてきました。
。。。
依頼者さん「それにしても子ども連れて出るなんて、いくら離婚したいと言ってもよっぽど覚悟がないとできないですよね。」
弁護士さん「いやいや、覚悟うんぬんじゃなくて別居後の生活のためには金がいるからその金をどう工面するかの問題なんじゃ。」
依頼者さん「うーん。それにしても後先考えず、飛び出すなんてよっぽどの覚悟があったんだろうと思うんです。」
弁護士さん「覚悟があったかどうかじゃなくって、生活するための金をどうにか工面したいうことじゃないんか。」
依頼者さん「そうなんですかねー。でも、よくそんな覚悟があったなと思いますよ。」
ー以下、エンドレスに同様のやりとりが続く、、、―
。。。
依頼者さんが言いたいのは、「子どもを連れて別居し、離婚に向けて進めるには『覚悟』が大切だ」ということのようです。
そして、弁護士さんが言いたいのは、「覚悟うんぬんではなく、現実問題として生活していくための経済的な『金』が大切だ」ということのようです。
この点、お二人の言いたいことはいずれも『もっとも』なのですが、言ってみれば『覚悟』というのは『気持ち』の問題であり、『金』というのは『現実』の問題です。なので決して矛盾するものではないのですが、弁護士さんは離婚するにはその『現実』が重要なんだと言いたいのでしょう。
現実を見据えて事(離婚)を進めないと、そう簡単にはうまくいかないということを伝えたかったようです。
ですが、お二人のやりとりが一向に噛み合っていかないので、途中で何だかもどかしくなってしまいました。
そして、離婚に際して一番大切なことは、金と覚悟を持って事を進めることです。それらがあれば離婚という一大事がうまくいく可能性が高くなります。
悩みを抱えた弁護士はどうするのか?
日ごろ、多くのお悩みをお聞きする「弁護士」という職業。
朝から晩まで、ほぼすべての仕事は「お悩み相談とその解決」に尽きます。
でも、弁護士だって人です。弁護士だってわからないことや困りごとに直面します。
そんな時に弁護士は一体どのようにその「お悩み」に向き合うのでしょうか?
この点、私の場合、
悩み発生→すぐ相談
です。
すなわち、どんな些細なことでも自分では分からないこと、知らないこと、解決できないことはすぐさま専門家などに相談します。
たとえば仕事上で分からない事案や経験したことのない事案、難しい事案に当たれば、自分よりも詳しい同業者、当該事案を扱ったことのある同業者などにすぐさま相談します(当然、自分の案件の守秘義務は守ります)。
また、仕事のこと以外、たとえば自分の健康上の悩みが生じればすぐさま専門の病院に駆け込みます。
他にもプライベートでのちょっとしたことでもすぐに身内や友人に打ち明けて相談します。
なので私は常に誰かに相談をするクセがあります。
どうしてか?
それは、すぐに相談することが悩み事解決のための最善策だと「経験上」熟知しているからです。
そうです。日々、多くのお悩みをお聞きしていて思うのは、「すぐに相談」が一番の解決策だということです。それゆえ、自分が悩みを抱えた際にはすぐに相談するのです。
なので、悩み事解決のプロがお勧めするのは、「悩んだらすぐに相談」ということです。これを実践して損をすることはありません。
悩んだら、いつでもどうぞ、ご相談ください。
解決のための導き
トラブルを抱え、思い悩み、どうしたら良いか分からない時、そっと誰かに導いて欲しいと思うことがあると思います。
私は、ご相談者の方から一通り事情をお聞きした後に「そのトラブル解決のためにはどのような選択をお考えですか?」とお聞きするようにしています。
それに対してご相談者の方から「こうしたい」「ああしたい」との回答があれば、それぞれの選択に対して法的な観点からの見通しや、予想される解決水準などをご説明しています。
他方で、上記のご質問に対して具体的な回答がまだ出せない方も少なくありません。それは結局、置かれた状況に対して、まだまだ何をどうしてよいのかが見えていないためだからです。
そのような場合、その方の置かれた状況や抱えているトラブルを踏まえて、またその方のお人柄や性格などを見極めて、こちらからの提案をさせて頂いています。
そのような提案に対してはおおむね、すんなり受け止めてもらえており、これまでの弁護士としての経験、人としての経験が活きていると感じます。
誰でも抱えた悩みに対して、「何をどうして良いかわからない」という状況に陥ってしまうこともあり得ます。そんな時には誰か頼れる人の支えを借りて、解決のための導きに乗ってみてはいかがでしょうか。
熟睡
おはようございます。昨夜は急に雨が降り出し、夜は冷えました。
食事を済ませてダラダラ過ごし、お風呂に入り、ストレッチをしていたら睡魔が来たのでそのまま就寝しました。
前日が少し寝不足だったためか、すぐに深く寝入り、今朝は目覚め快調です。
体も軽く、今日もあれこれこなせそうな予感です。
良い眠りは良い一日の始まりだと感じます。
手を差し伸べるというスタンス
弁護士への相談や依頼は、「自分ではどうにもできないから助けて欲しい!」という意思表示です。
そのような相談者、依頼者の方の力になれるよう日ごろから研鑽を積み、いざという時に役に立てるのが弁護士の仕事です。
また、相談を受けた際には相談者の方の「助けて!」の声に耳を傾け、自分に出来得る限りの提案をします。その際、まさに「手を差し伸べるというスタンス」が重要だと思っています。
より具体的には、自分が出来る手段、法律上あり得る手続きを周到に検討し、それらを相談者に提示し、説明の上で解決策を模索するということです。
相談者の方は当然、素人なので法律のことや裁判のことはわかりません。なので、弁護士サイドできちんと正しい情報を調べて提供し、その方の「助けて!」に応えるスタンスが重要だということです。
仮に弁護士が「これは無理ですね」と説明すれば、素人の相談者はそのとおり受け止めてしまいます。しかし、場合によっては何か他のやり方があったりもするのです。それなのに弁護士のスタンスひとつで可能な方法ややり方にたどり着かず、結果、相談者の「助けて!」の声は埋もれてしまうのです。
なので、弁護士としての職責を果たそうと思うと、相談者の方の困りごとに対して弁護士の方から手を差し伸べるというスタンスは非常に重要だと思います。
当然、実現し得ない要望やご相談を受けることもありますが、それでもまずは自分の知識や経験に照らし、最善の方法をご提示することから考えるようにしています。
新しいことに向けての準備は楽しい
先日もご案内したとおり、今、次年度に向けて新たな取り組みを進めています。
あれこれと準備すべきことが多いので取りこぼすことなく、適切なタイミングで順次、進めていく必要があります。
当然、普段の業務と並行しての準備なのでそれはそれで大変ですが、普段とは異なる刺激があります。
また、新しい局面に向けて緊張も伴いますが、その適度な緊張もまたいい刺激になります。
ここ最近、ここ数年はあまり変化のない生活が続いてのでこの度の取り組みは本当に自分にとって前向きな影響を与えてくれるものとなりそうです。
法律相談と涙
法律相談の途中で涙を流される方は少なくありません。
それまでの辛さ、悲しさ、くやしさがあふれそうな状態でご相談にお越しなのでしょう。事情を少しずつお聞きする中で琴線に触れると途端に涙が止まらなくなったりするようです。
そんな時、私は何も言わず、じっとお待ちします。なぜなら流れ出した涙なんて簡単に止めることなどできないから。
場合によってはティッシュを差し出したり、新しいお飲み物をお出ししたり。また、時には席を外して思う存分泣いてもらうこともあります。
相談者の方はひょっとすると、涙を見せて恥ずかしいとか、ご迷惑だとか感じるかもしれません。
でも、こちらはそんなこと、まったく気にししていません。むしろ、それだけ辛い気持ちなのだから涙の一つや二つは当然だろうと思っています。
なので、相談中に涙が出ても気にする必要ありません。きっと、最善の解決をご案内できると思います。
今週の予定と来週の予定
今週はかなり予定が立て込んでいました。何とかこなし、今日は金曜日です。
それでも明日は久しぶりに仕事の予定です。
来週は少しは落ち着くかな?と思いきや、来週の予定もすでにいっぱいです。相談予定表でもほぼ×が付いてしまっており、ご予約など入りづらい状況です。
日々、忙しいことはありがたいことだとまさに感じつつ、今日の仕事を終えようとしています。
新たな挑戦と新年度
2月に入りました。これから徐々に花粉が飛び始め、気が付いたら冬も終わり、春になっていく時期です。
4月からは新年度で、1月とは違う意味で物事がいろいろとリフレッシュされていきます。
うちの事務所でも今年はまた新たな取り組みに挑戦する予定となっており、この4月にいよいよ始動できそうな状況です。
これから先のことを考えると新たなことへの取り組みによる緊張と刺激を感じます。
でも、前向きな気持ちで取り組んでいけばきっとうまくいくと思っています。
悩み事や不安な気持ちもきっと同じです。不安を不安で終わらせるのではなく、前向きに受け止め、自ら行動することが将来の良い結果へと繋がると信じています。