自分の味方はどこにいる?
何かもめごとになった、紛争になった、トラブルに巻き込まれたという場合、相手方との交渉や調停、訴訟になることがあります。
「自分は悪くないのに」
そう思っても、相手方からは非難され、攻撃され、あたかもこちらがすべて悪いように扱われ。
場合によっては裁判所の各種手続でも思うように自分の主張が通らず。
そのような状況になると、ただでさえ紛争のストレスでしんどいのに、自分はこの世で一人きりになってしまったかのような錯覚に陥ることもあると思います。
そうした中、やはり自分の胸の内や苦しみを聞いてもらい、寄り添ってもらい、支えてもらえる人がいるのはとても大きいことだと思います。
当然、弁護士はそのための存在です。さらに言うと、単に寄り添うだけでなく、解決に向けての提案や行動を起こせる立場でもあります。
ひとりではなく、支えてくれる人がいる。
そう思ってもらえたら弁護士としては嬉しい限りです。
初の「発信者情報開示命令事件」
昨年10月に改正法が施行された特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(俗称「プロバイダ責任制限法」ないし「プロ責法」)に基づいて、発信者情報開示請求が容易になりました。
具体的には、これまでの裁判手続きでは、①コンテンツプロバイダー(掲示板やSNSの運営会社)に対して当該投稿にかかるもしくは当該投稿と近接した時点でのログイン時のIPアドレスの開示を求める仮処分や裁判が必要であり、②その結果得られたIPアドレスを踏まえて今度はアクセスプロバイダー(NTTドコモやメガエッグなどというネットサービスを提供する会社)に対して、当該IPアドレスを割り付けていた契約者情報の開示を求める訴訟を起こす必要がありました。
それを簡易化するため、新たに改正法により「発信者情報開示命令」制度という非訟事件の類型が加わったのです。
この制度を使うと、ひとつの手続でコンテンツプロバイダーへの開示命令、その結果を踏まえたアクセスプロバイダーへの開示命令が可能となり、手続の簡略化や早期化が実現することとなります。
そして、この制度を利用するに際しては、コンテンツプロバイダーの所在地を管轄する裁判所に申し立てをすることが大半なので、必然的に東京地裁や大阪地裁に事件が集中することとなります。
そうした中、この度、当事務所でも同制度に基づく発信者情報開示命令申立て手続の依頼を受け、偶然にも管轄が高松地裁となる案件がありました。
高松地裁の担当書記官にお聞きしたところ、昨年の法改正から今回のうちの申し立てが初の案件となったとのことで、新しい制度の初の案件をこの高松地裁で対応することとなりました。
今後、新制度に基づく手続の状況などご案内ができるものがあればまたご報告いたします。
少しでも前を向いてもらいたい
静かなる戦い
とある同業者の方と、とある件(個別の案件そのもの以外)で(個人的に勝手に)競っています。
ネットを良く見れば、どの方と競っているのか分かることですが、指摘をしない限りなかなか気が付かない「競争」です。
その競争は、数か月前もしくはもっと以前から私の中で密かに始まっていました。
そして、あちらがここを工夫すれば、こちらもそれを参考に違う工夫をし、こちらがあらたにこういう対策をすればあちらも負けじと対策を講じてきます。
お互い良く知る者同士ではありますが、この競争のことについては面と向かってお話しをしたことはありません。
ですが、きっとあちらもこのことについては私との競争を意識しているものと思われます。
そうした静かなる戦いの中で、今日、新たに私が一歩先に駒を進めることができました。近いうちにきっと相手方もこの事実に気が付き、なにくそとの気持ちから次の一歩を目指すことでしょう。
このようにして我々の業界での進歩があるかと思うとこの静かなる戦いには大きな意味があると勝手に考えています。
*なんの競争なのか、知りたい方には個別に「答え」をお知らせします。お気軽にお問い合わせください。
フルスクワットと片足スクワット
毎週必ずボルダリングに通い、その他の日でも時間があれば筋トレをしています。
ボルダリングはボルダリングジムや屋外の岩場に行きます。
自宅での筋トレは、ボルダリングのためでもあり、健康のためでもあります。ボルダリングに通う時間が十分とれないので筋トレで補いつつ、体力維持に努めているのです。
そんな自宅での筋トレですが、ダンベルなどの器具類は使いません。完全に自重トレーニングなので、腕立てやスクワット、腹筋が中心です。
自分なりにあれこれと組み合わせてトレーニングをしますが、最近はスクワットのやり方を変えました。
以前はハーフスクワットを多数回行っていたのをフルスクワットに切り替えたのです。
フルスクワットはハーフスクワットと異なり、太ももにかかる負荷が違います。そのため、フルスクワットに切り替えた当初は、思ったよりも足腰に効きました。それをしばらく続け、結果的にはかなり効果を実感できるまでになっています。
自分なりに効果を実感できたので先日、久しぶりに片足スクワットができるか試してみました。
片足スクワットは言わずもがな、片足だけでのスクワットのことです。これは筋力が相当ないとできないのですが、フルスクワットトレーニングのおかげか、見事に成功しました。
しばらく前に片足スクワットをやってみたときにはうまくいかなかったのでやはりトレーニングにより成長したのだと実感できました。
今後当面、このフルスクワットを続けようと思います。
すれ違い
今朝瀬戸大橋を渡る時に反対車線をすれ違った赤い車。
夕方に岡山方面に向かう際にもすれ違った。
「こちらそのことに気が付いたけど、相手も同じように気が付いているのだろうか?」
「朝と夕で同じ橋の上で同じ車にすれ違う確率とはどの程度なのだろうか?」
そんなことを考えながら橋を渡った。
日々の生活は偶然の積み重ねで出来ている。
明日もきっと何かの偶然の上で、私は生きて行く。
よく食べるオヤジ
私の周りにはたくさんの「オヤジ弁護士」がいますが、その人たちと会食をすると、つくづく「みんなよく食べる」と痛感します。
当然、よく食べるだけでなく、「よく飲む」も付いてくるのですが、本当にどのオヤジもよく食べ、よく飲む人ばかりです。
これは自分にも当てはまることで、私自身もよく食べてよく飲むオヤジそのものなので、会食先を決める時には必ず「食事もお酒も美味しくかつたっぷりと提供をしてくれるお店」が基準となります。
しかし、世の中、実はこのような「よく食べてよく飲む」オヤジばかりではなく、意外と上記の基準を満たすお店というのは多くありません。
なので「よく食べてよく飲む」オヤジたちとの会食の先はほぼ固定化してきています。
当然、焼き肉屋などは最高の会食先として真っ先に上がります。しかし、毎回毎回、(ただでさえ汗臭い)オヤジたちと焼肉に行き、お肉をつつき合うのも嫌なので実は私が会食先を選ぶ際には候補から外しています。
そうすると、選択肢としては中華料理が思い浮かびます。中華料理の良いところは大皿でいろいろな料理を楽しめる点ですね。これは大人数で大食いの人と行くと本当に楽しめます。
他の候補としてはここ最近、おばんざい料理の「華作」さんに通っています。まさに家庭料理を大皿(希望によっては小分けでも可)で出してくださり、どの品もとても美味しいと大食いのオヤジたちに毎度、好評を頂いています。
昨日も華作さんにお邪魔し、たっぷりのオヤジたちと美味しい手料理をお腹いっぱい頂戴しました。また、お酒もの在庫もなくなるくらいしこたま飲みました。
なので、みなさんの周りにいる「よく食べてよく飲む」オヤジがもしいれば、このお店を私はおススメします。(当然ですが、オヤジしか受け付けないお店ではないので女性やオヤジでない男性も楽しめるお店です)
セカンドオピニオン
こんにちは、弁護士の河田です。
相談者の方の中には、ときどき、「実は、もう他の弁護士さんに相談したんですが、念のため他の方の意見も伺いたくて・・・」という方がいらっしゃいます。
いわゆる、セカンドオピニオンのご希望です。
結局、最初の弁護士さんの見解と同じ内容をご説明することになることも多いのですが、私自身はセカンドオピニオンについては推奨!の立場です。
なぜなら、同じ結論であったとしても、2回相談を受けることで、その問題についての相談者様の見方が変わったり、納得感が出るかもしれません。
また、1回目の相談のときに聞き逃したことを確認できたり、また、相談者様にとっては重要でないと思われたことが重要で、以外に結論がひっくり返ったりということもあるかもしれません。
ですので、「もうちょっと、他の専門家の方の意見も聞きたいな」というときには、遠慮なく相談くださいませ。
「痩せた」と言われるが、、、
ここ最近ずっと、いろいろな人に「やせたね?」と言われます。言われ続けています。
たぶん、1年くらいずっと。
ですが、確かに一番太っていた時よりは痩せましたが、それでも一番痩せていた時よりは体重は増えてます。ちなみに、社会人になってから現在になるまでの約14年間での体重の大まかな推移を思い出してみると、、、
①弁護士になってから数年→過去最高体重を記録。飲み会にばかり参加し、今より+8キロくらいはありました。
②その後の数年→飲んでばかりいたのを反省し、減量を決める。結果、-5キロくらいを達成(それでも今より+3キロくらいですね)。
③さらにその後の数年間→クライミングをするのに体重が軽い方が良いと思い、さらなる減量を実行する。結果、さらに-5キロくらいを実現(今より-3キロくらい)。この頃が社会人になってからの最低体重です。
④最低体重を記録した後→ちょっと減量し過ぎたかと考えなおし、+1キロくらい戻す。
⑤さらにその後から現在→痩せたと言われるばかりなのでさらに2キロほど戻し、現在に至る。
ということなので、決してここ最近で痩せたということはないのです。
が、やたらと痩せたと言われます。
なので考えてみたのですが、どうにも理由はわかりません。歳を取ったために雰囲気が変わったのでしょうか。
それとも肉の付き方が変わったのでしょうか。見えない場所に付いて、見える場所につかないようになったとか。。。
良く分かりませんが、「私は痩せてません」と断言して終わります!
情報は価値
インターネット社会の現在、ネット検索をしたり、SNSを閲覧したりすることでいくらでも情報が手に入る時代です。
当然、老若男女問わず何か調べたいもの、知りたいものがあればポケットからスマホを出してすぐ調べることができます。
しかし、このような情報社会、ネット社会だからこそ、「ネットには流れていない情報」が実はまだまだとても多いこと、そしてそのような情報にこそ本当の価値があることを痛感します。
というのも、ネットに流れている情報というのは、一見するとほぼすべてが無料だと思って利用をしていますが、実際には広告を通じて利用の対価を払っているという側面があります。
すなわち、何か調べると知りたい情報と一緒に広告が付いて回ってきます。利用者は広告を通じて時に商品を購入したりサービスを利用したりしますから、結局、情報を調べるついでに広告を通じて情報料を支払っているのと同様です。
当然、広告をたくさん表示したい側は、ネット検索でヒットし易い情報を掲載します。そのためネットで得られた情報というのはある程度、ネット検索に特化した情報に編集されていたり、加工されていたりします。
その結果、利用者が本当に知りたい、もしくは利用者にとって本当に有益な情報というのはこの編集や加工の際にそぎ落とされてしまっていることも少なくありません。
なのでやはりネットの情報というものは実質的には完全に無料ではないこと、本当に大切で有益な情報は必ずしもネットの中にあるとは限らないことを強く意識することが大切なのです。
私は常にこのことを意識しているので、ネットで情報を得るだけでなく、それ以外の場や環境からも情報を得ることを意識しています。
そしてそれは生身の人間や、文献などから得られることが多いです。
なので、出来る限り生身の人間に接してあれこれとやりとりをすることや、様々な文献にあたることが大切だと思います。
先日も旧知の間柄の方と会議を共にし、また別の同期と旧交を深める中で多くの情報に触れることができました。とても貴重な時間となり、結果、自分自身の成長に繋がると実感もできました。
そうした中、最近では「ネット検索すら上手にできない」という問題も生じているとのことで、情報というものを持つ者、得られる者と情報にうまく接することが出来ない者との差が開いていくだろうとも感じています。