算数の得意な弁護士?
言わずもがな司法試験は文系の試験とされ、その試験に数学を始めとした理系の科目はありません。
そのため、理系科目が苦手で文系に進み、司法試験に合格する方も少なくないと思います。
ただ、いざ実務について「算数」が苦手だと弁護士として苦労することは間違いありません。
というのも、あらゆる紛争には、常に「数字」がつきものですし、有利な「数字」を勝ち取るためには当然、算数が出来ないと不可能です。
具体的には、たとえば離婚においては慰謝料、養育費、財産分与などのいずれも具体的な計算を前提とした数字が必ず問題となります。養育費についてはお互いの年収やお子さんの人数などに応じた詳細な計算式があるのでその活用が必要です。
財産分与では、預貯金、保険、退職金、自宅の価値や残ローンなどをすべて詳細に計算し一覧にした上で有利な分与案を検討する必要があります。
たとえば交通事故であれば、治療費、入通院慰謝料、後遺障害慰謝料、逸失利益などの各損害についての詳細な計算が必要です。他にも、お互いの車両の位置関係や移動距離に応じた速度計算をすることもあります。
たとえば遺産分割では、遺産全体を把握し、資料に基づく詳細な算定や計算が必要です。
その他、会社関係訴訟や、債務整理、破産などでも常に数字がつきものです。
このような次第ですから、いくら文系とは言え、弁護士として依頼者のために有利な解決を実現しようと思うと、算数が得意であることは必須です。逆の言い方をすれば、腕の立つ弁護士を見つけようと思えば「算数が得意か?」をチェックするべきです。
なので、弁護士選びの際にぜひこうお尋ねください。
「こちらの弁護士さんは算数は得意でしょうか?」
(でも実際、こんなことはお尋ねしにくいですね、、、ちなみに私は幼少期にそろばんを一生懸命やったことが今に活きていると実感できています。)
最近見た映画
ふとしたことから、ここ最近、映画を見る機会が増えました。それまでは日々の忙しさから映画を見るだけのまとまった時間を取る余裕もなかったので嬉しい限りです(映画を見る時ってまとめて2~3時間の余裕のある時間が欲しいですよね)。
その中で、つい最近見たのは「グリーンブック」という映画です。
2年ほど前の映画でしたが、まったくその存在を知らずにいました。
時間が出来たので何か映画を見ようと思い、いろいろ検索してこの映画に辿り着きました。
この映画を見ようと決めたのは「1960年代アメリカにおける黒人差別を描いたもの」というテーマが、最近のアメリカでの黒人差別問題を考える上で役に立ちそうだと思ったからです。
内容を細かくご説明はしませんが、時代背景の中で、イタリアからの移住者が、さらに黒人を差別しつつも最後は融和に至るという内容にとても感動しました。特に、差別の構造が多層化していること(イタリアからの移住した人がアメリカで黒人を差別する)、被差別者においても分断がされていること(黒人同士においても階層化、分断化がされている現実)などとても細かい点までうまく表現されていて、見ごたえがありました。
自分自身の生い立ちなどとも重ね合わせながら、とても有意義な鑑賞になりました。おすすめです。
弁護士だって相談したい!
日々、あらゆるご相談に対応させて頂いています。弁護士としての職業についてから、数百どころではなく、数千件のご相談をお聞きしていると思います。
内容も当然に重要なものばかりで、個人や企業の権利、身分、人生に関わるものばかりです。
そんな弁護士として10年以上仕事をしていますが、当然、弁護士自身にも「悩み」はあって、時にはそんな悩みを人に聞いてもらいたい、専門家の助言が欲しいということがあります。
私はそんな時、身近な誰かや、声をかけやすい専門家にすぐに連絡して相談に乗ってもらいます。ちょっとした相談であれば電話やメールで。深い相談の場合には面談の機会をもらって。
そのようにしていつでもとにかく、悩みが生じたらすぐに相談します。
なぜなら、日々、多数の相談を受ける中で、「相談ごとはとにかく早いに越したことはないし、出来る限り詳しい専門家に聞くのが最善である。」と身をもって痛感するからです。
弁護士だって相談したい。そういう時にはすぐに誰かに相談に乗ってもらっています。悩みがあれば早いに越したことはない。こればかりは間違いのない事実です。
買えません。
買えませんでした。昨日発売のGOTOイートクーポン券。
岡山県内では「21日から販売」とのことでしたので、早々に手帳にもメモしておき、仕事の合間か終わってからにでも購入しようと思っていたのに、、、
報道では、買い占めを防止するために「一人2冊まで」とされていたので安心していたのに。。。
実際には、早朝からあちこちを周り、一人で複数(多数)購入するケースもあったかに聞いています。
買い占め防止も名ばかりで、実際にはどの人が何冊購入したかの確認など無いに等しい状況です。
日中は買いに行く時間がなかったので、一日仕事を終えた帰路、いつものホームセンターでレジに向かうや否や「売り切れ」の張り紙が。念のために店員さんにお尋ねするも「在庫は完売したし、次の入荷や販売も未定」と。
最終的には飲食店の支援の制度ではありますが、それを利用する市民の間に不公平が生じてしまっていないか、制度の在り方や運用の仕方に疑問を感じています。
どっちも満腹
お昼にラーメン屋さんに入りました。
最近、近所に出来た地元人気店の新店舗です。
さすがに人気店だけあって、平日でも大賑わい。出る人、入る人が入り乱れてました。
何とかカウンター席に座り、注文を済ませてしばらくすると、右隣のお客様にはラーメンにトッピング全部盛り+唐揚げセット(ご飯と唐揚げ)が配膳されました。
トッピングが別皿に盛られ、それだけでも結構な量なのに、さらに唐揚げセット!
「うわー、こりゃ満腹間違いないな!」
などと人の頼んだ注文を勝手に脳内で食した気分になる。
続いて、左側のお客様には、混ぜそば+白ご飯が配膳されました。
「混ぜそばは頼んだことないな。それにしても白ご飯が良く合いそうだ。イイネ!」
などと人の頼んだ注文の組み合わせの妙を評価する。
こうして両サイドのお客様とも、明らかに満腹間違いなしのご注文でした。
私は、ラーメンにノリと卵をトッピングして、ほどよく満腹になりました。
と、ここでブログを締めれそうな今日のランチでしたが、実はまだ続きが。
というのも、右のお客様は、全トッピングのラーメンを唐揚げセットと共に食べあげると、続いて「替え玉」をご注文。左のお客様は、白ご飯を平らげると、カウンター上に茶碗をどかんと置いて「ライスお代わり!」とご注文。
お二方とも締め(?)の替え玉と白ご飯をキレイに食べて、これで本当に「満腹」の様子。
いやー、やっぱりこれくらい食べないと本当の満腹とは言えないのかもしれません。
ちなみに私は、「替え玉」して満腹になりました。
今度はこれに白ご飯か?唐揚げセットか?次の来店までゆっくり考えてみます。
良い仕事は見えないところで差がつく
先日、新たなお店でワイシャツをオーダーしました。
オーダーシャツ専門店なだけに、スタッフの方の知識は豊富そのものでした。
その時着ていたワイシャツのサイズ感に非常に不満があったことを相談すると、やれここが短い、ここが縮んでいる、ここの仕上げはおかしいなどと詳しくご指摘くださいました。
着ていたワイシャツのこと以外にも、ワイシャツの生地や縫製、仕上げについてもいろいろ教えて下さり、とても勉強になりました。
中でも一番、「なるほど」と感じたのが、仕上げの際にワイシャツの裏側の縫い代が出ない縫い方のことです。これは「巻き伏せ本縫い」というそうで、シャツの縫い代が出ないため丈夫でキレイ、なおかつ着心地のよい仕上げになるとのことです。当然、技術も手間も必要です。
なるほど、見えない部分にこそ職員の技が活きるのだと思い、とても感心しました。
ワイシャツの内側の縫い代の問題なので、手を抜こう、費用を安く上げようと思えばいくらでも可能だけれども、こちらのお店ではそうはしないということなのでやはり技術や品物にそれだけこだわっているのでしょう。
このような、「見えないところで差がつく」というのは他の仕事でも当てはまります。
たとえば、高い品質で有名なアップルの商品は、蓋を開いてみても中の部品などが整然とキレイにまとまっていると評判です。
逆に、建築トラブルでは、建物の基礎や屋根裏、壁の中などという見えない部分での手抜きが原因で瑕疵が生じることが多いです。企業の不祥事もやはり見えないところで横行します。
分業のススメ
日々の仕事は可能な限り分業を推し進めています。分業はあらゆる観点でメリットが大きいと思います。
仮に分業をせずに何でもかんでも自分で処理しようとすると、当然、業務過多になりますし、処理は追いつかず、ミスも乱発することでしょう。
なので、弁護士として弁護士が対応しなくてはならないことをよく吟味の上、分業が可能な業務は次々と手分けして対応をしています。
分業を進めると、自分の可処分時間が増えますし、そうすると専念すべき事項に十分専念できて、結果、「良い仕事」ができます。当然、依頼者の方の満足も大きくなります。
また、分業を進めると、従業員にも仕事の中身を分かってもらえ、依頼案件の状況や内容などを踏まえた対応が可能になってきます。
なので分業はとにかく大切だと思います。
ところで私はよく、弁護士の仕事を医者の仕事に例えますが、どんなお医者さんでも必ず周囲のサポートのもとに医業にあたっています。問診でも手術でもそうです。
どんな素晴らしい腕をもった医師でも、周囲のサポートがあって初めて難しい手術が成功するのです。
弁護士も同じです。「俺一人が優秀な弁護士なんだ」「俺だけでどんな難件も解決できる」と豪語する弁護士がいたとすれば、とんだ勘違い弁護士だと言わざるを得ません。
きっと、優秀な弁護士の周りには、優秀な職員が就いているはずです。逆の言い方をすれば、優秀な職員がいる事務所の弁護士は、きっと優秀なはずです。
そうして周囲との分業のもと、良い仕事、良い結果が実現するのです。
性格と仕事の相性
自分の性格特性をいくつか指摘すると、
「頑固で落ち着きがなく、せっかちで細かい」
という要素がパッと浮かびます。
これだけ見ると明らかに「厄介な奴」でしかありません。
ただ、仕事の上では意外とこの性格で良かったと思います。
まず、弁護士たるもの、安易に相手方の要求に応じる訳にはいきません。なので、「頑固」な方が良いのです。
次に、弁護士たるもの、ひとつふたつの依頼のみで日々を過ごしている訳でもありませんので、「落ち着きがない」のはもってこいです。というのも、落ち着きがないと、一つの案件を進めていても、他の案件も「気になる」ので、途中途中で適宜、複数の案件を常に意識しておくことが可能なのです。結果、多くの案件を「公平に」進めることが可能です。
さらに、「せっかち」なのは、この案件処理に際して最適です。依頼者の多くは、困窮した状態から少しでも早く脱したいと思われています。なので、「せっかち」に事を進めてもらった方が良いのです。当然、裁判所や相手方の都合、その他の事情により事が進むのに時間を要することはあります。それでも少なくとも当事務所の責任において事が滞留する事態はまずありません。
そして、「細かい」こともメリットです。厳密さを求められる法律文書では、当然に細かい箇所も含めた文章作成が問われますし、結果に大きな影響を与えます。当事者の方が気付かないような細かい事実摘示も同様です。細かい作業の積み重ねが大きな結果につながります。
ということで、私自身、自分の性格はこの仕事に向いていると思っています。ここまで読んで下さると「なんてこいつは前向きなのか?」と思うでしょう。そうです、私の一番の性格の特徴は実は「前向き」です。
困難な事態でも「前向きに」取り組む。これが一番、この仕事に向いている性格上の特性かもしれません。
いま食べたいもの
いま、食べたいものをピックアップします。
➀マツタケ(土瓶蒸しとかマツタケご飯とか)
②サンマ(塩焼き。大根おろし添えて)
③カキ(牡蠣の方。生で。)
④クリ(茹でたやつ。ほくほく)
あー。秋ですね。
➀は毎年願いつつもほぼ、食べる機会はありません。
②は今年は不漁とのことで、食べられないかもと諦めつつも(諦められない!)。
③は今年の初物が出始める頃です(久し振りにカキオコも食べたくなりました!)。
④は、先日、TVでとても大きなクリの収穫を見たため気になって仕方ありません。
他にも秋の味覚が楽しみです。GOTOイートなるキャンペーンも始まったので、美味しい物三昧も良いかもしれません。
シャツの悩み
10月にもなり、少しずつ涼しくなってきました。衣替えのシーズンです。
当然、ワイシャツは半袖→長袖に移行します。
だけど、長袖シャツになると思うと毎年憂鬱です。
というのも、体格の問題から既成のワイシャツがまったく合わず、そのため以前からオーダーで作っているのですが、意外とこれが難しいんです。
当然、各所を採寸の上で「ジャスト」なワイシャツが出来るものと期待するのですが、仕上がってみるとこれがそうもいかなくて。
その理由にはいろいろあると思いますが、大きいのはやはりフィッターさんの腕前だと思います。次にフィッターさんの好み。自然とその影響が出てしまいます。
後は縫製の技術と生地の性質や洗濯ないしクリーニングによる「縮み」です。他にも体格の変化もありますが、これはここ何年も体重管理などを続けており、余り影響はないはずです。
これまで数十枚のワイシャツをオーダーしてきましたが、それでも「ジャスト」はありません。少し大きいという具合なら構わないのですが、小さいのは困ります。
ここ最近で作ったワイシャツは、上記のフィッターさんの腕前もしくは好みの関係や、生地の「縮み」の関係から私にとっては「きつい」状況です。しかも手首、前腕、肩回り、首回りの各所がきつく、本当に困っています。
そのため、秋になって「きつい」ワイシャツに袖を通し、帰宅して着替えるまでが苦痛なんです。。。
どうにか早く「ジャスト」なワイシャツを着て仕事をしたいものです。今日は、そんな気持ちで新たなオーダーシャツ専門店を訪れました。きっとここでジャストなワイシャツを得られると期待しています!