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ブログ-ワタシをミカタに

証拠の「価値」

2020/9/1 9:30  執筆:oh

以前に比べ、最近は、弁護士に相談に来る時点で「証拠」を確保してご来所される相談者の方がとても多くなっています。おそらく、インターネットやTV報道などを通じて、「裁判にするには証拠が大切」という考え方が深く浸透してきた結果だと思います。

 

そのような、「証拠」ですが、いずれもタダで入手できれば良いのですが、これはまさに証拠に寄りけりです。

たとえば交通事故の場合、事故態様や過失割合を巡る争いにおいては、「ドラレコ」が何にも代えがたい最有力証拠です。このドラレコの場合、車両に取り付けておけば良いのでその費用のみが証拠の「価値」を生みます。そして、今どきであればドラレコも数万円からで取り付け可能ですので、大きな証拠価値のある「証拠」をその程度の金額で入手できることになります。

 

他方で、不貞案件などの探偵調査費用ですが、これもまた不貞の責任を追及する際の最も「動かしがたい証拠」として絶大なる「価値」を持ちます。ただ、そのための費用は、調査事務所の設定金額、調査期間などにより多分に左右されます。基本的には調査期間が長ければ長いほど高く、1カ月程度の調査の場合、数十万円~という費用になってくることが多いと思います。

そのため、要した調査費用を不貞相手に請求したいところなのですが、現在の裁判実務では、調査の必要性と金額の相当性が肯定される限り、調査費用を相手方に請求することが認められています。

これは、過剰な調査(すでに十分な不貞の証拠があるのに「念のために調査した」とか)や、無意味な調査(調査してみたものの、不貞の証拠は入手できなかったとか)、さらには調査の必要性は肯定されるものの、調査費用として余りにも高額な場合にまで不貞相手に負担させるのは認めないという趣旨です。

 

なので、不貞の調査は、とても有益な証拠価値がありますが、調査依頼を実施する際や相手方に請求する際には注意が必要です。

 

いずれもケースも証拠の持つ「価値」は大きいものの、そのような証拠を入手するための「費用」も併せて考慮必要があることを考えさせられます。

 

 

 

インターネット名誉棄損関係での発信者の特定が大変な理由

2020/8/28 13:08  執筆:oh

当事務所でも積極的に取り組んでいる発信者情報開示請求ですが、様々な事情から、開示に至るまでのハードルが高い分野です。その理由を、手続きの流れに沿ってご紹介します。

 

第1に、投稿をされた掲示板やSNSサイト対して、「IPアドレス及びタイムスタンプ」の開示を求めます。これは、任意での請求に応じるサイトもあれば、仮処分という法的手段によらないと応じないサイトもあります。

 

第2に、開示されたIPアドレスなどを踏まえて、当該投稿の際に用いられたプロバイダーを調査します。これは、WHOIS検索というネットで公開されている仕組みを使うだけなので、簡単にできます。

 

第3に、判明したプロバイダーに対して、当該投稿をした投稿者の情報を削除しないように求めます。これは、任意で応じるプロバイダーもあれば、やはり仮処分によらないと応じないプロバイダーもあります。

 

第4に、さらに引き続いて今度は、プロバイダーに対して発信者情報開示請求訴訟を起こします。

 

第5に、同訴訟の結果、当該投稿が名誉棄損であるとか、プライバシー侵害であるとの裁判所の結果(=判決)が出れば、無事に開示に至ります。

 

非常に煩雑で長くかかる手続です。弁護士でも早急な対応、専門的な対応を求められ、決して簡単ではない手続です。

 

ただ、昨今はネット上での誹謗中傷被害への救済の観点から、より早期かつ簡易に開示手続ができるようにしようとの制度改正の検討が進んでいます。その中では、サイト運営会社が保有する投稿者の「携帯電話番号」も開示の対象に含める改正が検討されています。まず間違いなく近いうちに改正になると思います。

仮にこれが実現すれば、掲示板やSNSの運営会社に対して直接、携帯電話番号を含めた発信者情報開示請求訴訟を提起し、無事に勝訴判決になれば、携帯電話番号が開示されます。

被害者としては、当該携帯電話の持ち主に対して当該投稿の責任を問うことが可能になるので、上記の第1から第5までの手続きがいっきに省略できます。

 

 

 

夏の終わり

2020/8/27 17:56  執筆:oh

夏が好きな私ですが、「お盆が過ぎたら夏は終わり」と思っています。

当然、お盆以降も暑い日は続きますが、お盆を過ぎると少しずつ季節の変化を感じます。

たとえば海水浴。8月下旬くらいにはクラゲが出るようになったりして、海水浴には向かなくなってきます。

 

また、陽が落ちるのが早くなってきたりします。夏って、いつまでも太陽が昇っている感じが開放的な気持ちになって好きなので、徐々に陽が落ちるのが早くなるお盆以降はどうしても寂しい気持ちになります。

 

他にも台風が増えたり、虫の鳴き声の変化などから秋を感じるようになります。

 

そんなことを日々思いながら、お盆休み以降、仕事に励んでいたらもはや8月27日です。8月が終わる。。。そう思い、とても寂しい気持ちです。

 

あー。あともう少しで9月ですね。9月はもはや秋です。来年の夏が待ち遠しいです。。。

依頼者様の声のページ

2020/8/25 13:15  執筆:oh

HP上に、「依頼者様の声」というページを新設しました。

https://kakehashi-law.com/modules/voice/

依頼者の方から案件の途中や終了時にいろいろとコメントやお声を頂くことがあるのですが、これまで事務所内での共有に留めていて、公にはしてきませんでした。

ただ、せっかくなので公表できる範囲での公表をすることとした次第です。

 

弁護士への相談や依頼については、イメージがわかない方が多いと思いますので、参考になると思っての対応です。

今後も新たに頂戴したコメントやお声を適宜、公表していこうと思っています。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

試験に受かることと、良い弁護士になることのチガイ

2020/8/20 9:18  執筆:oh

弁護士になるには、司法試験に受かる必要があります。

世間でよく言われますが、確かに簡単な試験ではありません。合格したメンバーで共に弁護士や裁判官、検察官になるまでの間、「司法修習」という研修期間がありますが、中には「物凄い頭の良いやつ」がいるのも事実です。

 

他方で、これは世間一般の方に誤解されがち、もしくは知られていないのですが、

必ずしも「頭が良い=人間性が優れていることにはならない」という点です。

 

頭の良し悪しと人間性とがリンクしないのは考えてみれば当然のことなのですが、なぜか司法試験に合格した人は人間性も優れていると勘違いされがちです。

 

なので、司法試験に合格した上で弁護士になった、裁判官になった、検察官になったとしても、人間性に欠ける人材が生じることはままあります。

むしろ、試験に合格するために勉強ばかりしていたため、社会を知らずにいる人も少なくありません。

 

ですから、今後、弁護士や裁判官、検察官という職業の方と接する機会を持つようでしたら、↑のことを念頭に置いておいて欲しいのです。そして、ご自身で弁護士を選ぶ際には、(司法試験に合格した以上、それなりの賢さがあるのは当然として)「人間性」を確認して欲しいのです。

 

試験に合格した弁護士がすべて「良い弁護士」になる保障はないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勉強会への参加

2020/8/19 11:26  執筆:oh

昨日、久しぶりに弁護士同士での勉強会がありました。コロナのため、あらゆる会合や集まりが自粛となっている中で、「そうは言っても勉強も大切!」との考えから実行しました。

少人数で集まり、交通事故事案をテーマに行いました。

このような勉強会が久しぶりだったこともありますが、参加者から提供される話題がどれこれも新鮮で、刺激的でとても充実した時間になりました。

 

やはり、直接顔を合わせての勉強会は、何事にも代えがたい充実した時間を与えてくれます。

 

また折を見て開催を約束し、終了しました。

ゴールデントリオ

2020/8/17 18:47  執筆:oh

お盆休み明けの今日、ふとしたきっかけで時折連絡をとるようになった小学校時代の担任の先生から、封書が届いた。

中を見ると、5年生の時の文集が。

懐かしい気持ちで開いてみると、文集のテーマは「20年後の僕・私」とある。ありがちなテーマであるし、時すでに20年以上経過している!

そう思いつつ、自分の作文を開く。。。

 

なんと!

31歳の私は、サッカーワールドカップ予選に臨む代表選手との内容!しかも愛車の「フェラーリ」にて予選会場に向かうと書いてある。。。さらに読むと、、、大切な試合でゴールを決めたことまで書いてある!

 

しかし、残念ながらに敗退し、夢かなわずに終わったようだ。

試合後は、同級生のK君が営む本屋でファミコンのカセットを買い、愚痴をこぼして帰宅している様子も描かれている(フェラーリからファミコンへの落差が激しい)。

 

何とも「子どもらしい」作文に恥ずかしさでいっぱいになった。恥ずかしすぎて事務所の全員に読んでもらった。

 

そうして、しばらく文集を書いた当時のことを思いだしていたところ、呉の作文に、K君が「本屋」になったと書いてあるのが気になった。K君は自分の作文には何と書いているのか??

 

すると、、、

書いてあったのだ!K君はせっせと貯金をし、本屋になり、しかもその作文には呉がしっかりと登場していた。呉の他にもM君のことが触れてあった。そこにはM君が喫茶店をやっているのでそこでお茶を飲んだ、とあった。

 

さらに気になり、M君の作文を開いた!

書いてあった!M君は喫茶店のオーナーになっている様子を作文に書いていたのだ。しかも、ここでもしっかりと呉が登場するのである。。。

具体的には、サッカー選手となった呉とM君が飲みに行き、ワールドカップでのことを語ったようである。。。

 

 

・・・

いやはや、当時の三馬鹿トリオが、文集作成に先立ち、ネタをコネて話題を繋げたというどうにもこうにも小さな小細工でした。

 

しかも三人とも、書いた通りにまったくなっておらず、小学生のころの楽しかった思い出にどっぷりと浸った一日でした。

 

 

 

 

トッピング

2020/8/6 17:33  執筆:oh

夏と言えばカレー!カレーと言えばココ壱番屋!飲んだ次の日にも食べたくなるのがカレー!

 

ということで、今日はココイチにてカレーを食べました。

今日の気分はヒレカツ。で、ほぼいつも頼む揚げナスも。さらには野菜もオンして今日のカレーをオーダーしました。

 

美味しく食べて帰るころ、ふと耳にしたのが後ろのテーブルから聞こえる声。。。

 

お客さん「えーと。トッピング全部!」

店員さん「トッピング全部ですね?これとこれもでよいですね?少しお時間頂戴しますが。」

お客さん「はい。構いません。やってみたかったんです。絶対全部食べますから!」

店員さん「(厨房に向かって)〇〇カレーご飯500、全トッピングです!」

 

うーん。猛者。本当にすごい。

お客さんもだけど、店員さんも。明るく元気に「全トッピングでーす。」なんて、自分だったら絶対できない。さすが「ニコ、キビ、ハイ!」のココ壱番屋です(ニコニコ、キビキビ、ハイ!のココ壱番屋のモットー)。

 

気になって気になって仕方なかったのですが、自分はすでに完食した身。後ろ髪惹かれる思いでお店を後にしました。

いやー、全トッピングのココイチ。見てみたかったです。

 

ちなみにココイチ勤務の知人にお尋ねしたら、全トッピングのオーダーはまだお受けした経験はないとのことです。とても貴重な経験ができました。

夏に対する想い

2020/8/5 15:15  執筆:oh

8月生まれで夏が大好きです。

やっと梅雨も明け、夏らしい天気も続いています。

先日はプールにも行き、夏らしい過ごし方も楽しめています。

 

それでも今年はコロナのために多くの夏のイベントがありません。プールも閉業のところが多いようです。

今度は海にも行きたいのですが、そもそも海については今年は開設しない(ライフセーバーがいない)ところが多いとの事でリスクが高そうです。

 

ところで明日は広島に原爆が投下された日です。9日は長崎に投下された日です。そして15日が終戦。。。

 

夏と言えばやはり原爆や戦争のことを考えずにはいられません。どうして戦争が起きたのか、どうして原爆投下に至ったのか。戦争は人類に何をもたらしたのか。自分と戦争はどういう関係があるのか。私たちは戦争の過去をどう未来に伝えたらよいのか。

 

答えは簡単には出て来ませんが、まずは考えること、忘れないことだと思っています。

夏が来た?!

2020/7/31 18:33  執筆:oh

長い長い梅雨が明けました。ここ中国地方は昨日、梅雨明けしたのです。

やっと夏だーと思いきや、梅雨明け初日から夕方には雷雨でした。

運転中だったのですが、久しぶりにワイパーを最大稼働させたほどの雨でした。

 

それでも今日は梅雨明け二日目で、朝から良い天気!

ところが今日も夕方には急な雨でした。

 

うーん。梅雨も長かった上に突然の雨がまだ続く状況で、今年の夏はもはや冷夏ではないかと不安です。

暑い夏が、一番好きなのに!

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