「専門家」による悲しい事件
2020/9/9 12:09
執筆:oh
日々、いろいろな事件報道がありますが、「専門職」という観点で気になるものがいくつかあります。
➀医師による三重大学病院カルテ改ざん事件
②教育実習生によるコロナ陽性と虚偽報告事件
③警察官による盗聴器設置目的での住居侵入事件
いずれも専門家、専門職、その卵たる人々による事件です。➀、③はまぎれもなくその資格を有する人々が、法を犯したというものです。②はこれから資格を取ろうとする人が起こしたものです。
専門家、専門職はどのような職業、どのような職種であってもその立場ゆえに自分の職に対して責任を負います。法を犯すことは当然許されませんし、高い倫理観も求められます。
しかし、このような事件がいくつも生じている状況からすると、昨今の専門家は、「単に試験に受かってその資格さえとれば良いのだ。」という感覚に成り下がってしまっているように思います。
専門家が専門家たる由縁は、単に資格をとっただけでなく、社会からも重要視される振る舞いにあると私は思います。なので、このような事件を見るととても残念な気持ちになります。