電話対応の極意
2022/10/5 16:32
執筆:oh
法律事務所で働いていると毎日、多くの方とのコミュニケーションが生まれます。
電話やメール、面前などでのやりとりが主で、ここ最近ではオンラインでのコミュニケーションも相当増えましたし、LINEでご相談やご依頼のことについてやりとりすることも頻繁です。
どのコミュニケーション方法もそれぞれ異なる特徴がありますが、やはり一番しっかりとしたコミュニケーションがとれるのは面前でのコミュニケーションです。その次がオンラインでしょうか。
さらにその次となると結構難しく、古典的なツールとしての電話は手軽で便利ですが、実は結構、難易度の高いツールだと思っています。
その他、メールやLINEは書類を送ったり、文面が形に残ったりするメリットが大きいものの、同時双方向的な利用には向いていません。
当事務所でも当然、これら各コミュニケーション方法を適宜選択し、日々の業務にあたっていますが、上記の通り、電話というツールは非常に難易度が高く、うまく使いこなす(もしくは通話者とうまく意思疎通を図る・通話者に満足してもらう)には相当程度の「技術」「経験」「センス」「気合」がいります。
それでも避けて通れないツールなので、自ら技術を磨き、経験を積み、センスを磨き、気合を入れるしかありません。
そんな中、当事務所の一番のホープ職員がこの度、電話対応をもってしてご相談のためにお電話を下さった方から心からの感謝をしてもらえました。
実際にはご相談には至らなかったのですが、お電話口での対応が素晴らしく、とても「癒された」と仰ってくださり、そのお礼としてわざわざ事務所まで足を運んでお品をお持ちくださったのです。
それなりの年数、弁護士をし、相当数の電話対応をしてきた私でもここまでの感謝とお礼を頂いたことはなく、今日は本当に本当に驚きました。
同時に、一番のホープがここまでの技術と経験をわずかの期間で積んでくれたこと、類まれなセンスと気合を持ち合わせていることも嬉しく思いました。
今後は私自身も技術と経験をさらに積んで、電話でのコミュニケーションにて「大満足」を得られるよう努力をしようと思います。
とはいえ、実際の電話対応の際には、何やら「干支」について語り合う様子があったのですが、果たしてこのことが「大満足」の理由なのでしょうか。電話口で「あなたは犬」「呉弁護士は未」などという会話が聞こえたので、不思議に思っていましたが、後でお聞きするとこれが結構、大切なポイントだったようです。
いずれにしてもこの度お電話を下さり、感謝とお礼のために事務所にご足労下さった方には深くお礼申し上げます。
「電話対応の極意」でした。
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