素晴らしき天然のウォータースライダー「三郎の滝」について
広島県府中市に「三郎の滝」と呼ばれる景勝地があります。
その名前からして「滝」であることは分かるのですが、より具体的には下流から「一郎の滝」「二郎の滝」「三郎の滝」という名のついた三本の滝がある川なのです。
川に沿って木が生い茂っており、モミジも多く生えているため秋には紅葉が素晴らしいそうです。
そんな三郎の滝では、各滝ごとに特徴があり、「滝すべり」や川遊びが楽しめる夏でも楽しい観光スポットとしても人気です。
まず、一番下流にある一郎の滝は、高さ3メートル前後あろうかという滝の上から一気に滝つぼ目掛けて滑り落ちることができます。滝の角度はおおよそ65度から75度くらいでしょうか。
当然、滝つぼはそこそこの深さ(大体、水深120~130センチくらいでしょうか。)があるので、落ちても川底にぶつかることはありません。
次に、二郎の滝に上ると、二郎の滝自体は落差が5~7メートルほどあることや、角度が直角で真下に落ちる滝のためここでは滝すべりはできません。
しかし、高さのある滝のため、滝つぼが深くえぐられており、水深2メートル前後もあります。その滝つぼ目掛けて飛び込んだり、泳いだりすることができます。
また、二郎の滝の滝つぼの先は水深が浅い水場になっているのでここであれば小さなお子さんでも安心して水遊びができます。
さらに三郎の滝まで上ると今度は角度が20~30度くらいの岩肌の上を三郎の滝から流れてきた大量の水が轟轟と流れています。
岩肌は当然、つるつるに磨き上げられており、その上に腰を下ろすと一気にジェットコースターの如く体を押し流してくれます。その距離は公表値30メートルとあり、まさに自然の作るウォータースライダーそのものです。
このような具合でどの滝をとっても個性が異なり、その自然の作った造形美をまさに身をもって楽しむことができます。
そんな三郎の滝を私は愛してやまない子どものような大人なのですが、今年はここに2度も訪問することが叶いました。
童心にかえって3つの滝を次々堪能し、連れて行った子らにも人生初めての滝すべりを堪能させました。また、同行した大人たちも各々が各々のスライディングスタイルでおっかなびっくり滝すべりを楽しんでいるようでした。
三郎の滝はこのように本当に素晴らしい自然の中で気持ち良く水遊びができるのですが、さらに嬉しいのは、一郎の滝と二郎の滝の間に飲食のできるお店があることです。ここではラーメン、うどん、かき氷、コーヒー、ビールなどの用意があり、事前に予約をすればBBQまで楽しめます。
加えて、釣り堀もあるため、釣りも楽しめ、釣れた魚は炭火で焼いてくれるのです。
どこからどこまでとっても満足としか言いようのないこの大自然を今年は本当にお世話になりました。管理をしている方が結構なお歳(73歳とのことでした)なのですが、これからもこの大自然の素晴らしさと楽しさを大切にしていきたいと思いました。
なお、三郎の滝のマップや写真は次のグーグルマップからご参照ください。
https://goo.gl/maps/hY4LudWnPvpkzGBWA