藁は掴んではいけない
トラブルに巻き込まれ、その最中にあると、何とか自分の窮状から打破したく、現状から少しでも楽になりたく、人の助けを求めることがあります。
身近な人に助言を求めたり、協力してもらったり、話を聞いてもらったりすることがあると思います。
法律の専門家たる弁護士に、助けを求めることもあると思います。
私の事務所にも、時に切羽詰まった様相で、相談に来られる方が少なくありません。
こちらとしては、少しでも力になれれば、お役に立てれば、との気持ちでお話しを聞かせて頂き、可能な助言をし、あり得る手段のご説明などをさせて頂いています。
しかし、弁護士にもいろいろなタイプがいますし、それまでの経験も違えば考え方もまったく異なります。当然、相談者の方の要望と、弁護士として提供できることにも差異があり得ます。
そのため、弁護士への依頼の際には、出来る限り事前に、可能な限り当該弁護士のことを調べる、知っておくことをお勧めします。
今はネットでもたくさんの情報が簡単に検索できます。そのような下調べをした上で、ご自身の意向や性格に「合いそうな」弁護士を選ぶべきです。
仮に、判断がつかなければ、一度の相談で決めるのではなく、何度か相談を聞いてもらうとか、他の弁護士事務所にも相談に行ってみるなどした上でお決め頂くことをお勧めします。
弁護士に依頼しなくてはならない案件の多くは、決して1時間2時間を急ぐようなことではありません。なので、慌てて「藁を掴む」ことの無いよう、一度、落ち着いて深呼吸をしてから弁護士をお選びいただきたいと思います。
ちなみに、当事務所としてのスタンスは、HPなどご覧頂ければ十分伝わると思いますが、基本的に私(呉)は、「端的かつスピーディーで、合理的」と思います。
よろしくお願いいたします。