死刑と核
日弁連が死刑廃止宣言を先日の人権大会にて決議しました。
死刑については反対の意見も多くありますが、私は反対の立場です。
死刑賛成の方の意見には、「被害者のことを考えていない」というものもあったりして、それはそれで十分理解できる意見です。
でも、以下のように考えるとやはり廃止すべきではないかと思うのです。
死刑を核(核兵器)と比較して考えます。
死刑も核も、周囲に対する抑止力という意味では効果的です。
しかし、死刑も核も、一歩間違うととんでもない効果を及ぼすという意味で、諸刃の剣です。
そして、核については、世界的に見ても廃止の意見が多数を占めるのではないでしょうか。特に唯一の被爆国の日本は非核三原則という言葉のもと、核の保有や使用について極めて消極的態度をとってきています。
そうすると、死刑についても、その抑止力の効果があったとしても、冤罪が避けられない以上はやはり廃止すべきだと思うのです。
要するに、核について反対するのと同様に、死刑についても反対すると考える次第です。
勉強②
どうして勉強をするのか?
先日書いたブログの続きです。
たとえば弁護士の場合でも、法律以外の知識がたくさん要求されます。
文章をたくさん読み書きするのでまずは国語能力。
賠償金等の計算のために算数。
ちょっと複雑な交通事故の事故状況解析になると物理や数学。
傷害事件や交通事故でけがをすれば医学。
医療過誤でも当然医学。
日照権の問題が出れば自然科学。
今ある法律や制度の改善が必要になればある意味政治学。
外国人の事件や外国の企業を相手にするようなら英語。
本当にいろんな知識が要求されます。
もっと勉強しておけばよかった、かもしれません。