弁護士になろうと思ったのはなぜですか?
私が弁護士になろうと考えた時期は中学生の2年生ころでした。きっかけは、当時通っていた進学塾の数学の講師に「呉君は性格的には弁護士に向いていると思うから目指してみてはどうか。」と言われたことです。
こう言われてすぐにピンときた私は、以後、弁護士を目指すこととなったのです。
また、このような直接のきっかけとは別に、幼少期から父親に言われていた言葉の影響も大きいと思います。
具体的には、事あるごとに「在日コリアンとして生きて行くにあたってはとにかく資格をとりなさい。」と言われ続けたのです。
そう言い聞かせられた中、上記の講師の発言と相まって弁護士資格の取得を目指すこととなったのです。
幸い自分の性格としても、頑固で負けず嫌い、曲がったことが嫌い、というものでしたから弁護士を目指すとなった時には自分でもまさにぴったりだと感じたのを覚えています。
その後、高校受験の際には将来の法学部進学に有利な学校を選び、合格した学校の中で一番、校風が自分に合っていそうな早稲田大学高等学院に進学したのです。
高校ではまさに自由な校風の中で生活をし、その後、早稲田大学に進学しました。
実際の司法試験の受験は大学4年からで、紆余曲折を経て5回目の受験で合格できました。